【実録】水道の水が「お湯」になるまで約40秒! 捨ててしまっている分の「水道代・ガス代」はいくらになる? 給湯器を替えずに「節約」する方法も解説
給湯器を替えずにできる節水方法
「いつでもすぐにお湯が出る」大量貯湯タンクがあるタイプの給湯器は魅力的ですよね。しかし、戸建ての取付工事の場合だと30万~40万円が必要となり、アパート・マンションでは「給湯器を替えてください」とはそうそう言えません。 給湯器を替えずに「捨て水」の水道代・ガス代を減らすには、水量を少なくするのが一番です。なぜなら、水量が少ないほうが水道代は当然安くなり、ガス代においては経過時間より温める水量と温度のほうが重要だからです。 1.炎マークが点く最小の水量にする 写真2
給湯器のリモコン 筆者撮影 リンナイのガス給湯器の場合、燃焼している間は「炎マーク」がリモコンに現れます。要は、水をお湯にするには「炎マーク」が現れていればいいわけで、お湯になるまで蛇口を最大水量にしておく必要はありません。 2.止水栓を閉める 蛇口に止水栓がついている場合は、マイナスドライバーで水量が調整できます。水圧を弱めることも強めることも可能です。水圧を弱くすれば、出てくる水量を減らすことができます。 3.キッチン用の節水蛇口を使う キッチンについては、キッチンの蛇口につける節水用品が市販されているため、使用することで節水効果が期待できます。レバーハンドル型にも取り付け可能で、節水効果は商品によって約20~60%です。ストレートとシャワーを切り替えられるもの、360度首振りできてシンクが掃除しやすいものなど、用途に合わせて選ぶとよいでしょう。 4.節水シャワーヘッドを使う 浴室については、節水シャワーヘッドの使用が効果的です。風呂用の節水シャワーヘッドは平均節水率が20%と言われていますが、筆者が見つけた中では、最大節水率70%をうたう商品もありました。シャワーヘッドの中には止水ボタンがヘッド側についているものがあり、蛇口に手を伸ばすまでもなく「出す・止める」動作ができるので、より確実に節水できます。 5.節水コマを使う 図1