【プロ野球100人分の1位】走塁No.1は福岡ソフトバンクホークスのスピードスター・周東佑京選手 「人間じゃない」「ランナー一塁でも得点圏」現役選手100人に独自調査2024
第1位:44票/周東佑京(ソフトバンク)
2年連続4度目の1位に輝いたのはソフトバンクの周東佑京選手。 他の選手を圧倒する44票を獲得した周東選手の走塁を多くの選手が絶賛。 「盗塁の技術やスピードは本当にトップクラスだと思います」ロッテ・小川龍成内野手(26) 「もう圧倒的にスピードが速すぎる」ロッテ・種市篤暉投手(26) 「人間じゃないですね」オリックス・曽谷龍平投手(24) 「世界一、塁に出したくないランナーです」楽天・藤井聖投手(28) 「パーフェクト走塁ですね」DeNA・桑原将志外野手(31) そんな周東選手の足に、相手バッテリーは“周東注意報”を発令して最大限に警戒。 「足があってすごく警戒しないといけない」中日・松山晋也投手(24) 「走ってくるので常に準備して」日本ハム・田宮裕涼捕手(24) 「本当にいろんなことを駆使して投げないといけない」ロッテ・西野勇士投手(33) 「一塁にいるとすごく気を取られて、バッターになかなか集中できない。対バッターがなかなかできない」楽天・早川隆久投手(26) バッテリーが年々、警戒度を強めるそのスピード。 実際、周東選手が一塁にいる場合は、他の選手が一塁ランナーのときより、ストレートの投球割合が約15ポイントもアップ。 周東選手を止めるため配球に偏りが出ているのだ。 2024年 一塁走者別ストレート投球割合 周東佑京 57.4% 他の選手 42.9% (提供:データスタジアム) 「当然、バッテリーは最大限警戒していると思うんですけど、その中でああいいうふうにどんどん走れるっていうのはすごい」巨人・丸佳浩外野手(35) “周東注意報”もなんのその。周東選手は相手バッテリーの警戒をかいくぐり、今シーズン、3度目の盗塁王(41盗塁)に輝いた。 「走塁部門」2年連続となる1位獲得に、周東選手は喜びの言葉を口にした。 「やっぱり選手に選んでいただけるのは非常に嬉しいです」 平凡なファーストゴロまで内野安打にするほどのスピードに、“ある言葉”がプロ野球界を席巻している。 「一塁でもほぼ得点圏というのか、そういう走塁をされている」広島・栗林良吏投手(28) 「ランナー一塁でも得点圏という感じがある」楽天・早川隆久投手(26) ファンの間で大流行した「#周東は一塁でも得点圏」。この言葉はプロ野球界でも新常識に。それを体現した走塁を周東選手が自ら語ってくれた。 「僕が走って、今宮さんが打ってサードゴロで、そのまま三塁に行ったときの走塁です」 4月4日のロッテ戦で、一塁にいた周東選手が、今宮健太選手のサードゴロの間に一気にサードまで到達した走塁のことだ。 サードの中村奨吾選手は、ボールをキャッチした瞬間にセカンドベース手前でスピードを落とす周東選手の動きを目で確認してからファーストに送球。一方の周東選手は中村選手が送球のために目を離した瞬間に、一気にスピードアップして二塁を蹴って三塁へ。時間にして1秒にも満たない一瞬の判断で三塁を陥れていた。 周東佑京: 「三塁手の動きを見ながら、行けるかなっていう判断で行ってみたっていう感じです。本当に状況を見ながらよくできたのかなと思います」 その後、柳田悠岐選手のサードゴロの間にホームに還ってきた周東選手。 一塁からサードゴロ2つでホームに生還した周東選手には、打点がついた“ギータ”も脱帽して感謝の気持ちを示していた。 やはり「#周東は一塁でも得点圏」。 分っていても止められないソフトバンクの“スピードスター”の走塁からは、来シーズンも目が離せない。 (「すぽると!」12月22日放送より)
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