シトロエンが新型C3エアクロスを発表。ガソリン車、HV、EVとマルチなラインナップ
インフォテインメントシステムはほぼ全車共通
また“魔法の絨毯” と呼ばれるシトロエン車らしい乗り心地を生む「アドバンスト・コンフォート・サスペンション」が全車に採用されているのもポイント。デュアルショックアブソーバの採用により、2本のアブソーバーが縮み側と伸び側で互いに補うように減衰力を発生させる特許取得済みの構造を採用している。新構造のシートと相まって、舗装路から悪路まで、どこまでも滑かな乗り心地が体験できるという。 インテリアの画像も公開された。居住空間を優先したキャビンはシンプルながら、シトロエンらしい洗練されたデザインでまとめられ、装備も必要にして十分といえる。やや小ぶりな2本スポークステアリング、Android AutoとApple CarPlayを備えた10.25インチのインフォテインメントシステムなど必要なものはすべてそろっている。 さらにアクティブセーフティブレーキ、アクティブレーンキーピングアシスト、ドライバーアラートなどADAS機能も充実しており、車両価格に対する満足度は非常に高そうだ。 気になるのは日本導入のタイミングだが、現在のところ公式発表はないので、少なくとも年内は現行モデルが継続販売されると思われる。とは言え、すでに兄妹車の新型e-C3(EV)は一部でティーザー活動が始まっているので、C3エアクロスも早ければ2025年前半には国内発売される可能性が高い。 ただし、国内仕様はハイブリッドとEVの2本立てになる可能性が大きい。また、昨今の円安傾向が今後どのように推移するかも気になるところだ。欧州のようなインパクトのある価格設定に期待したいのだが、さてどうなるか。