三笘薫を欠くブライトン、ウルブスに敗れFAカップ5回戦敗退…試合開始直後の被弾が決勝ゴールに
FAカップ5回戦が28日に行われ、ウルヴァーハンプトン(ウルブス)とブライトンが対戦した。 現在プレミアリーグで10勝9分7敗という成績を収め、7位につけているブライトン。初優勝を狙うFAカップでは、先月27日に開催された4回戦でシェフィールド・ユナイテッドを5-2で下し5回戦進出を決めた。ここまでクラブの攻撃陣を牽引し、公式戦26試合出場で3ゴール6アシストを記録している日本代表MF三笘薫を負傷で欠くなか、指揮官であるロベルト・デ・ゼルビ監督はキャプテンを務めるルイス・ダンクらを起用。敵地での勝利を目指す。 試合は、開始早々の2分にホームのウルブスがスコアを動かす。ハーフライン手前で縦パスを受けたジャンリクナー・ベルガルドが、ターンから前を向いてドリブルで前進。左サイド深くまで持ち上がりクロスを送ると、DFに当たったボールをGKジェイソン・スティールが弾き、こぼれ球がマリオ・レミナに渡る。体勢を崩しながら押し込んだシュートはゴールへと吸い込まれ、ウルブスが先制に成功した。 リードを許したブライトンは、27分にターンから中盤で前を向いたファクンド・ブオナノッテがドリブルで持ち運ぶ。左サイドの大外から駆け上がってきたペルビス・エストゥピニャンにパスを送ると、サポートに入ったシモン・アディングラを経由してボックス手前のヤクブ・モデルに繋ぐ。しかし、左足からダイレクトで放たれたシュートは、わずかに枠から外れてしまい得点には至らなかった。 さらに、攻勢を強めるブライトンは38分に得意のポゼッションでウルブスのプレスを打開。長い距離を持ち運んだイゴール・ジュリオが、ペナルティエリア左角で待つエストゥピニャンに繋ぐと、2人のパス交換から左足で鋭いクロスを蹴り入れる。DFの間にポジションを取ったブオナノッテが頭で合わせたものの、ボールはゴールを捉えきれなかった。 1点ビハインドで後半を迎えたブライトンだが、なかなか大きな決定機を作れない時間が続く。試合終盤にはパワープレーを敢行し、90+5分に右サイドでコーナーキックを獲得した際には、GKジェイソン・スティールも相手ゴール前へと向かう。すると、パスカル・グロスの放ったボールにダンクが反応。競り勝って送ったボールの先に、フリーとなったスティールが待ち受ける。しかし、振り足はボールを捉えきれずに痛恨の空振りとなってしまった。 結局、試合はそのまま1-0で終了し、立ち上がりの決勝弾に泣いたブライトンがFAカップ5回戦敗退となった。 【スコア】 ウルヴァーハンプトン 1-0 ブライトン 【得点者】 1-0 2分 マリオ・レミナ(ウルヴァーハンプトン)
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