「ドッキリGP」プロデューサーが明かすSnow Man「向井康二」抜擢の理由 スタッフ全員が「マッサマン」人気爆発を確信した瞬間とは
ライブ通いで目に留まった向井康二のトーク力
今年放送された「ドッキリは地球を救うのか? 4時間テレビ」では、その壮大さとくだらなさが掛け合わさったドッキリに対して、爆破ドッキリに引っかかった森脇健児が、「ここのスタッフ、頭ちぎれてるわ」と漏らしたほど。 だが、こうした異常なまでのこだわりが、名企画、名物キャラクターを生み出した。「お台場冒険王2024」のメインキャラクターにまで上り詰めた「マッサマン」は、その最たる例だろう。扮する向井康二(Snow Man)抜擢の裏側を、蜜谷氏が振り返る。 「STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)所属のアイドルのライブに足しげく通うようにして、『ドッキリGP』にハマる原石がいないかを探していました。パフォーマンスだけでなく、合間のトークなども観察していて、向井君の存在が気になった。そこで、試しに彼を仕掛け人にしてドッキリをしてみようと企画したんですね」 最初は仕掛け人として。ところが、「お化けが出てくる」ことを知っているはずの仕掛け人である向井本人が、ターゲット以上に飛び上がって驚いた。 「リアクションも面白いのかと(笑)。実際、彼にドッキリを仕掛けてみると、リアクションが素晴らしい。純粋な向井君だからこそ面白くなるし、ちょっと雑な仕掛けでも疑わず引っ掛かってくれるので、コストパフォーマンスもいい。きれいにきちんと面白く引っかかってくれる貴重な存在だなと。ですが、番組に加わった当初は、スタジオトークが空回りすることも珍しくなく、うまくアジャストできなかった。そこでスタッフ全員で、『向井くんが活躍するコーナーをなんとか作れないか』と考えた」 考えた結果、リアクションの良さを最大限にいかすためバンジージャンプを仕掛けた。そのたびに、向井は制作サイドの期待を上回るK点越えのパフォーマンスを発揮。そうして行き着いた先が、クレーンを使うことで地上から空中へと放り出される「逆バンジー」だった。