〈ライバル日本と雲泥の差〉…韓国サッカー代表「チャーター機の費用をファンが補填」計画が大炎上
韓国サッカー代表がファンからの大批判にさらされている。 ‘26年に行われる北中米ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選。韓国(FIFAランキング23位、以下同)は9月5日の初戦で、格下のパレスチナ(96位)相手に0対0とまさかの引き分け。10日に行われたオマーン(76位)戦では3対1で勝利したが、11回連続の本大会出場へ向け怪しい雲行きにサポーターの不満が高まっているのだ。 〈格下相手にホームでドロー!〉…韓国サッカー代表「ファンが激怒、憔悴、落胆」衝撃の現場写真 「パレスチナ戦はホームで行われたにもかかわらずドロー。スタジアムでは洪明甫(ホン・ミョンボ)監督や選手に対し、〈辞めてしまえ!〉など激しいヤジが飛んでいました。選手たちは最高のコンディションには見えません。ベストなパフォーマンスができていないような印象を受けます」(サッカー誌編集者) 韓国の各メディアが指摘するのが、日本(18位)とのサポート体制の差だ。『Dong-A』などはチャーター機を例にあげ〈ライバル日本と雲泥の差〉と報じている。 ◆一人100万ウォンで100人限定 「日本はホームで9月5日に行われた中国(87位)戦で、ヨーロッパのチームに在籍する選手のためにベルギーから帰国チャーター機を手配。7対0で圧勝しました。10日のアウェーでのバーレーン(80位)戦でも、チャーター機で敵地まで移動し5対0で大勝したんです。日本サッカー協会の財政事情は決して良くありませんが、選手のコンディションを考え最大限のサポートをしています。 一方、韓国が10日のアウェー・オマーン戦で利用したのは、カタールのドーハ経由の通常便です。イラク(55位)やヨルダン(68位)など中東5ヵ国と同じグループBの韓国は、計6万㎞以上を移動することになります。時差も5~6時間。いくらグループBの中で韓国のFIFAランキングが最も高いとはいえ、かなりの強行軍になるのは間違いありません。選手のコンディションは以前から不安視されていました」(同前) 韓国サッカー協会は、厳しい状況を理解し重い腰をあげる。10月10日のアウェー・ヨルダン戦と次(15日)のホーム・イラク戦で、チャーター機を利用することを決めたのだ。しかし、この決定が大炎上しているという。 「費用は8億ウォン(約8500万円)ほどかかるとされますが、その一部をファンに補填してもらおうという計画があるんです。韓国サッカー協会は、ファンに向け応援チケットを販売すると発表。韓国メディア『MHNスポーツ』によると、チケットは一人100万ウォン(約10万6000円)で100人限定。選手が乗るヨルダン遠征用のチャーター機に同乗し、同地で宿泊するそうです。 ファンからはネット上に批判の声が多く出ています。〈選手のプライベートがなくなりチャーター機の意味がない〉〈選手の貴重な時間を100万ウォンで売っている〉と。韓国サッカー協会の後手後手の対応に、ファンの不満は爆発寸前です。言葉にはしませんが、納得のいかない選手も多くいるでしょう」(韓国紙記者) アジア最終予選は来年6月まで続く長丁場だ。本大会出場へ向け、韓国サッカー協会は選手ファーストの体制の整備が求められている。
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