まだ蒸し暑いため「アイスコーヒー」をたくさん飲んでしまいます。「節約にも水分補給にもならないよ」と言われたのですが、液体を体内に入れているわけですし、脱水状態にはなりませんよね?
1日に必要な水分量
成人は、呼吸や食べ物の消化、汗などを通じて、1日におよそ1.5~2リットルの水分を失っているとされています。これらは活動していない時間でも起こるため、同じ量の1.5~2リットルの水分を補うことが必要です。 1日に必要な水分量をすべてアイスコーヒーで補う場合と水で補う場合、どの程度費用に差が出てくるのでしょうか。次の項目で解説します。
アイスコーヒーと水の価格差
アイスコーヒーをとあるコンビニで購入した場合の金額は、900ミリリットルが95円です。一般的なコップ1杯の容量が約200ミリリットルと考えると、900ミリリットルはコップ約4.5杯分に相当します。 1日に摂取する水分量を1.5リットルと仮定し、すべてをアイスコーヒーで賄うとします。その場合にコンビニで購入する費用を計算してみましょう。1.5リットル摂取するためには ・1500ml÷900ml=1.6667本 つまり、1.5リットルは約2本分のアイスコーヒーに相当します。次に、費用を計算します。 ・2本×95円=190円 したがって、1日に1.5リットルの水分をすべてコンビニで購入したアイスコーヒーで摂取すると、約190円かかる計算です。 次に、水で水分補給する場合の費用を見ていきます。2リットルの水は108円で販売しています。つまり、1本あれば1.5リットルを賄えることになるので、費用は約108円です。 以上を踏まえて、アイスコーヒーと水の1日にかかる費用の差を計算してみましょう。 ・アイスコーヒーの場合: 約190円 ・水の場合: 約108円 差額を計算すると、アイスコーヒーで賄う場合と水で賄う場合の費用差は約82円です。1日当たりの差額は安く感じますが、1年経った場合の金額差はどうなるでしょうか。 ・82円×365日=2万9930円 1年間の費用差は2万9930円になります。長期間で見るとかなりの差額になるといえるでしょう。
アイスコーヒーを飲むと水分補給なる
冷たいアイスコーヒーは夏の暑さを和らげる素晴らしい飲み物ですが、節約と健康を考えると、水分補給をすべてアイスコーヒーに頼るのはコスト的にも健康的にもバランスを見極める必要があるでしょう。 仕事の息抜きにはアイスコーヒーを、汗をたくさんかいたときには水を、といったように状況に応じて摂取しわけるなど、ストレスに感じない範囲で工夫してみるのもよいでしょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部