ノルウェーのメッテ=マリット王太子妃、病気のため公務を休む 長男の暴行騒ぎも未だ解決せず
ノルウェーのホーコン王太子の夫人、メッテ=マリット王太子妃が公務を一時離れることが明らかになった。ノルウェー王室が発表した。 【写真】ノルウェーの未来のクイーン、イングリッド・アレクサンドラ王女の成長アルバム
理由は「慢性肺疾患のために使っている薬の副作用のため」。王室は「まず1週間公式行事を休む」と説明、その間の公式行事は中止もしくは延期されるとコメントしている。
報道によると王太子妃は2018年に慢性肺線維症と診断されている。雑誌『ハロー!』によると王室は今月初めにこれまでの実験から王太子妃が使っている薬には副作用を引き起こす可能性があることがわかっているとコメント、王室は「必要であれば王太子妃の予定の変更について発表する」と話していた。
メッテ=マリット王太子妃には、王太子と知り合うする前に交際していた男性との間に息子マリウス・ボルグ・ホイビーをもうけている。今年8月、現在27歳になる彼が交際中の恋人に暴力を振るって逮捕されるという事件が起きた。マリウスは恋人に暴力を振るったこと、当時コカインとアルコールの影響下にあったことを認めている。
しかしこれで事件は終わらなかった。マリウスが逮捕されたのをきっかけに、過去に彼と交際していたジュリアン・スネッケスタとノラ・ハウクランドが「自分も暴力を振るわれた」とマリウスを告発した。しかしマリウスは2人に対する疑惑を否定、真っ向から対立している。さらにマリウスは暴行した恋人に連絡、脅迫したとして9月に再逮捕されている。報道によるとマリウスはスカウグム城にある自室から彼女に電話をかけ、「自分の言うとおりにしないと服を燃やす」と脅したという。マリウスは脅迫の容疑を否定している。 イギリス王室やスペイン王室に比べれば静かではあるものの、確実にざわついているノルウェー王室。王太子妃の容態だけでなく、マリウスの事件の続報にも注目が集まっている。