中部鉄源協議会、初の入札実施 新断10契4万6758円 好発進
新断スクラップの共同在庫入札を手掛ける中部鉄源協議会(会長=小澤広多・不二商事専務)が11日に第1回入札を実施した。海外需要家に加え、国内メーカーも調達できる点を最大の特長とする同協議会の在庫入札は、高炉メーカーの電気炉新設計画などを背景に、将来的な供給不足も見込む幅広い鉄スクラップ需要家の新たな冷鉄源ソースとして注目を集めている。その10月契約分(11月積み)の落札価格はトン当たり4万6758円(新断バラ、FASベース)、数量3000トンで、現行の炉前水準を大きく上回る門出となった。