池江璃花子選手、再びオリンピックの舞台へ…影で支えたスポーツメーカーの熱き思い
竹村さんは、「パリ五輪」という次なる目標に向けて動き出す。「アシックス」と契約する選手に集まってもらい、足の形を測定して3次元でデータ化すると、ある特徴が明らかになった。 「日本人の選手は、土踏まずの高さが短い。アフリカの選手はアーチの高さが高い傾向にあって、スリムなので、我々が設計していたシューズとアフリカ人選手のフィッティングを見た時に、ギャップが生じていることを見つけた」。 足形の違いを踏まえた、最強の一足を目指す…。世界中のトップアスリートから膨大なデータと意見を集め、それを「パリ五輪」に向けた新型厚底シューズの開発に生かそうというのだ。 こうして出来上がった新型の厚底シューズ「メタスピード パリ」は、ソールの材質にこだわり、これまでより約20グラム軽量化して反発力も高めたという。 竹村さんは、新開発のシューズを入れたバッグを持って、埼玉・所沢市にある早稲田大学競走部のグラウンドへ向かう。 ※「ガイアの夜明け」より
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