ICT機器を使うほど学力が低下? 新聞を教材にする“NIE教育”の活用法は 佐々木俊尚氏「“なぜ新聞ごとに違う論調になるのか?”を学ぶのが大事」
続けて、「例えば、新聞が書いたものに対して、Webメディアが反論を書く。論争になっていることに対して、専門家や大学の先生、弁護士などがSNSで言及する。このようにたくさんのところで議論が巻き起こっていて、その全体像を見せるのがすごく大事だと思っている。1つのメディアだけだとどうしても偏ってしまうので、どうやって情報を入手するかという情報リテラシーを得るための方法として教えるのはいいのではないか」とした。 西村氏は「デジタルに関しての話を、アナログ前提の僕らがしても意味がなく、ここから先を追っていくしかない。現場としては、デジタル化の波は絶対に避けられないし、使えないまま社会に出してしまうほうがよっぽど無責任だと思う。当たり前に使えるようになった状態で、じゃあ次の世代はどうするか?と考えるべきじゃないか」と投げかけた。(『ABEMA Prime』より)