【追悼2024】鳥山明さん、TARAKOさん、小澤征爾さん、寺田農さん、桂由美さん、南部虎弾さん…【1月~4月】
【タレント・坂田利夫さん 82歳 愛された「アホの坂田」】
「アホの坂田」の愛称で親しまれた、タレントの坂田利夫さんが2023年末に老衰のため亡くなった。82歳だった。 【画像】亡くなった方々を写真で偲ぶ 坂田さんは、漫才コンビ「コメディNo.1」で上方漫才大賞をはじめ数々の賞を受賞したほか、「アホの坂田」の愛称で親しまれ、「あ~りが~とさ~ん」などのギャグで知られている。 所属先の吉本興業によると、坂田さんは2023年12月29日 、大阪市内で親族と親交のあった間寛平さん夫妻に見守られながら息を引き取ったという。82歳だった。
【歌手・八代亜紀さん 73歳 無二のハスキー声「演歌の女王」】
難病と闘っていた演歌歌手の八代亜紀さんが2023年末に亡くなった。73歳だった。 所属事務所が1月9日、2023年12月30日に亡くなったと発表した。 熊本県八代市の出身の八代さんは、1971年に歌手デビューし、1980年には「雨の慕情」でレコード大賞を受賞した。代表曲として「雨の慕情」の他にも、「舟唄」など数多くのヒット曲を残した。 また、絵画の世界でも活躍し、世界最古の美術展「ル・サロン」で、5年連続で入選。永久会員になるなど、画家としても知られる存在となった。 事務所によると、膠原病の一種であり指定難病である抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎と急速進行性間質性肺炎を発症し療養していたが、容態が急変したという。
【写真家・篠山紀信さん 83歳 女優を「激写」】
写真家として、常に第一線を走り続けた篠山紀信さんが1月に亡くなった。83歳だった。 篠山さんは、山口百恵さんを撮影したことから始まった「激写」が流行語になったほか、週刊朝日の「女子大生表紙シリーズ」で人気になった。 また、樋口可南子さんや宮沢りえさんのヌード写真の撮影など、多くの話題作を手がけた。 篠山さんは年末から体調が悪くなり、1月3日に救急搬送され、4日に亡くなったという。83歳だった。
【サッカー・ベッケンバウアーさん 78歳 サッカー界の「皇帝」】
「皇帝」の異名で知られたサッカーの元ドイツ代表フランツ・ベッケンバウアーさんが1月に亡くなった。78歳だった。 1月7日に亡くなったベッケンバウアーさんは、1974年のサッカーワールドカップで当時の西ドイツ代表のキャプテンとして優勝し、監督としても1990年大会でドイツ代表を優勝に導いた。 ドイツ代表として初めて100を超える試合に出場し、選手、監督としてワールドカップを優勝した世界でわずか3人の1人としてたたえられている。 「皇帝」の異名で世界中のファンから親しまれたが、その由来は諸説あり、ドイツメディアなどによれば、遠征先のオーストリアで、同じ名前の皇帝・フランツ一世の胸像と並んで写真を撮ったのがきっかけとされている。 また、チームのキャプテンとして全体の状況を冷静に掌握する姿を、皇帝になぞらえることもあった。 ドイツのショルツ首相は、「ベッケンバウアーはドイツで最も偉大なサッカー選手の1人であり、多くの人々にとって『皇帝』でした」とコメントした。 長年に選手・監督として在籍したクラブチームの強豪、バイエルン・ミュンヘンは「FCバイエルンの世界は、もはやかつてのようなものではない。突然暗く、静かに、寂しくなった。ドイツ王者は、フランツ・ベッケンバウアーの死を悼んでいる。安らかに」とコメントしている。