米子市の松本京子さんは４７年前の１０月２１日に北朝鮮に拉致されました。 問題解決へ市民の関心を絶やさないよう地元・米子市でパネル展が開かれています。 ４７年前の昭和５２年、１９７７年１０月２１日、当時２９才の松本京子さんは米子市の自宅近くの編み物教室に向かう途中、北朝鮮に拉致されました。 政府が認定した北朝鮮による拉致被害者の一人です。 この日にあわせて、市民に拉致問題に関心をもち続けてもらおうと、米子市役所でパネル展が開かれています。 京子さんの写真や拉致問題の経緯などを紹介するパネルが並ぶほか、京子さんが１０代のころ撮影された写真も展示されています。 勤め先の縫製工場のレクリエーションで大山を訪れ撮影された写真と、運動会で撮影された写真。同期の女性がとりわけ仲が良かった、京子さんのことを忘れないでほしいと提供しました。 米子市人権政策課　岩田文章さん： 「現場である米子市から声をあげることによって、拉致事件の早期解決に繋がっていけばと思います」 このパネル展は、米子市役所で今月２４日まで開かれています。