GDO編集部が選ぶ2024年の10大ニュース<国内男子編>
5位:寺西飛香留が女子初の“男子ツアープレーヤー”
寺西飛香留が女子初の“男子ツアープレーヤー”となった。8月の男子ファーストQTに女子選手として初めて臨み、通算1オーバー49位。セカンドステージには届かなかったが、出場91人中、82位タイまでに入ったことで資格を得た。 11月に受験した日本女子プロゴルフ協会の最終プロテストは通算16オーバー77位で合格はならなかった。
4位:今平周吾が雄たけびのメジャー初V ツアー10勝目
今平周吾が10月「日本オープン」でメジャー初優勝。昨年11月「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来の通算10勝目を、地元・埼玉県で飾った。 1打差3位で迎えた最終日、後ろの最終組を回る木下稜介に17番(パー3)のチップインバーディで並ばれた直後、最終18番で20mのバーディパットを沈めてクールな男が雄たけびを上げた。2017年の初優勝から7シーズン連続Vは片山晋呉と池田勇太(11シーズン)、尾崎直道(8シーズン)に次ぐ3番目の記録となった。
3位:石川遼が大会4勝目で通算20勝 5番目の年少記録
石川遼が11月「三井住友VISA太平洋マスターズ」で大会最多4勝目を飾った。6月「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」に続く今季2勝目で、1973年のツアー制施行後では史上12人目となるツアー通算20勝の大台にも到達した。 33歳54日での20勝は、中嶋常幸(30歳260日)、尾崎将司(31歳117日)、池田勇太(32歳275日)、倉本昌弘(32歳298日)に次ぐ5番目の年少記録となった。
2位:平田憲聖がシーズン4勝 23年ぶりの月間3勝も
平田憲聖が今季最多4勝を挙げた。7月にシーズン初優勝。9月は「フジサンケイクラシック」を皮切りに「シンハン ドンヘ オープン」「パナソニックオープン」と勝利を重ねた。 月間3勝は2001年10月の伊澤利光以来23年ぶり5人目(6例目)。賞金王のタイトルは最終戦で金谷拓実に逆転を許したが、23歳301日での年間4勝は石川遼(18歳17日)、松山英樹(21歳279日)に次ぐ史上3番目の年少記録だった。
1位:金谷拓実が初の賞金王 史上3人目の最終戦で逆転戴冠
金谷拓実が賞金総額1億1955万1222円で初めての賞金王に輝いた。12月の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で3位に入り、平田憲聖との289万円差を逆転した。最終戦での逆転戴冠は2000年の片山晋呉、17年の宮里優作に続く史上3人目だった。 今季は3月の開幕戦「東建ホームメイトカップ」を制し、10月「ACNチャンピオンシップ」で2勝目を挙げた。19試合で予選落ち1試合と安定した成績を残した。