福島市出身の兄弟同時三役10場所ぶり 若元春・東関脇 若隆景・西小結 大相撲初場所番付発表 白熊・東十両4枚目
日本相撲協会が23日に発表した大相撲初場所(来年1月12日初日、東京・両国国技館)の番付で、福島市出身の「大波3兄弟」の次男若元春(31)=本名・大波港、荒汐部屋=は東小結から東関脇に昇格した。三男若隆景(30)=本名・大波渥、同=は東前頭2枚目から西小結に復帰した。兄弟が同時に三役を務めるのは2023(令和5)年夏場所以来、10場所ぶり。須賀川市出身の白熊(25)=本名・高橋優太、二所ノ関部屋=は東十両3枚目から同4枚目に番付を下げた。 若元春は先場所で10勝5敗だった。2場所連続の2桁勝利を挙げ、大関昇進に向けた足場を築いた。関脇への復帰は4場所ぶりとなる。父の政志さんは「2桁勝利を続けていけば上が見えてくる」と激励した。 若隆景も先場所を10勝5敗で終え、技能賞を獲得。右膝の大けがから幕内に復帰後、3場所連続で2桁勝利を挙げて復調ぶりを示している。冬巡業で順調に稽古を積んでおり「リハビリを頑張ってきてよかった。またしっかりと気持ちをつくってやっていきたい」と決意を新たにしていた。
白熊は新入幕から十両に落ちた先場所では7勝8敗となり、惜しくも勝ち越しを逃した。十両優勝を遂げた名古屋場所以来の2桁勝利と幕内返り咲きを狙う。