【衆院選2024】わずか18日間『超短期決戦』スタート 準備間に合わぬ自治体も 候補者は何を語る?
■世論調査では、「経済政策」が争点だとの回答が最多
FNNが今月行った世論調査で、「あなたは、衆議院総選挙の投票先を決める際に、何を重視しますか?」という問いに対して、このような結果になりました。 一番は「経済政策」で35.6%。 「候補者の資質」が29.0%、「政治とカネ」問題が28.7%、「社会保障政策」が23.3%、「子ども・子育て・少子化対策」が20.9%と続きました。 また、街の人からはこのような声が聞かれました。 「政治不信がどう解消するか(50代男性)」 「僕らから得た税金の使い方をきっちり考えて欲しい(20代男性)」
■実質賃金がプラスになる経済政策が非常に重要
街の人の話を聞いていても、「今の生活が苦しい」と話す人が多くいたという吉原キャスター。 賃上げや、今後の景気に対しての国民の関心が高いように感じます。 番組コメンテーターの経済学者の安田洋祐教授はこのように話します。 【大阪大学大学院 安田洋祐教授】「皆さんの暮らしを苦しくしている、大きな要因の一つは、物価高だと思うんですよね。賃金が物価と比べてより高く上がってくれると、いわゆる『実質賃金』がプラスになります。ちょうど(直近の)実質賃金がプラスになり始めたのですが、ただし、それは夏のボーナスの影響も考慮されているものです。安定して賃金が物価よりも高い水準で増えていくという軌道には、まだ乗り切れていません。ですから、ここから数カ月、冬のボーナスもありますけれども、その前後でもきちんと賃金が上がり続けるかということが、非常に重要だと思います」
■自分が最も関心があることの、各候補者の政策を並べて判断すると良い
【関西テレビ 神崎博報道デスク】「われわれメディアは、どうしても『政治とカネの問題』を取り上げがちなのですが、生活者目線で言うと、皆さんぞれぞれ、自分が一番関心があることがあると思うんですよね。例えば『教育問題』であれば、無償化はどこの政党が、どの候補者がやってくれるのか、とか、お金の話でいうと、『時給1500円』って言っているのは、どこの政党のどの候補者で、それをいつまでやってくれるのか?とか、そういうことを色々並べていって、自分が投票する時に、自分が一番関心があることを、強く言っている候補者、この政党に入れようと判断して頂いたら良いと思います」 (関西テレビ「newsランナー」2024年10月15日放送)
関西テレビ