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海外メディアはザギトワの活動休止表明に衝撃と皮肉「ロシア選手交代はまるでベルトコンベア」「4回転を学べなかった」

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 またフィギュア関係者のコメントも紹介。  長野五輪金メダリストのタラ・リピンスキー氏(37)はグランプリ・ファイナルの解説中に「ザギトワは本当に難しい立場になってしまった。彼女は、4回転ジャンプや、トリプルアクセルを習得する必要に駆られた。彼女に対する期待が薄れていく1年だった。このような彼女を見るのは心苦しい」とコメント。  NBCスポーツ評論家で、2度の五輪出場、2008年の世界選手権銅メダリストのジョニー・ウィアー氏(35)は、「若いトレーニング仲間の大々的なやり方(トリプルアクセルや4回転の意味)で五輪チャンピオン(ザギトワ)が追い払われようとしている。彼女は、今後、多くの努力をこなさなければならない。4回転ジャンプ、トリプルアクセルをどう学ぶかが、今後、どのように立ち直るかのカギになる。彼女は、ここから這い上がってこなければならない」と語っていたという。  記事は、最後に「ロシアのフィギュアスケートのシステムは、この10年で、新しい10代の選手が頻繁に過去のチャンピオンに取って代わるベルトコンベアのようにスケート選手を生み出してきた」と皮肉を込めて、今回の問題の背景をまとめた。 「アデリナ・ソトニコワ(女子シングル)と、ユリヤ・リプニツカヤ(団体)はソチ五輪で金メダルを獲得し、2016年に競技参加を止めた。エリザベータ・トゥクタミシェワは、2014-15年シーズンのグランプリ・ファイナル、欧州選手権、世界選手権のタイトルを独占。その後、競技は続けているが世界レベルの舞台には戻っておらず五輪にも参加していない。エフゲニア・メドべージェワは、ザギトワに平昌五輪で負けるまで2015から2017年の2年間にわたり無敗だった。彼女は、トゥトベリーゼ・コーチのグループから離れて昨シーズンの世界選手権で銅メダルを獲得したが、この2年間はトップレベルの大会で勝てていない」と、ロシアのトップスケーターの選手生命がいかに短いか、という例を並べた。   フィギュアの専門メディア「インターナショナル・フィギュア・スケーティング・マガジン」もザギトワの競技活動休止を伝えた。  記事は「4回転ジャンプやトリプルアクセルを武器とする次世代の若いスケート選手に追い越される中で厳しいトレーニングを続けてモチベーションを保つのは難しい。先週のグランプリ・ファイナルでは、ザギトワは、力強いショートプログラムで2位に付けたが、ミスに苦しめられたフリーでは6位の最下位に沈んだ。彼女のトレーニング仲間であるアリョーナ・コストルナヤ、アンナ・シェルバコワ、アレクサンドラ・トルソワが表彰台を独占した」と、活動休止の背景を説明した。  また「ザギトワは2019年の世界選手権では、素晴らしい演技で優勝してモチベーションを見つけ出した。この秋の日本オープンでも良い滑りを見せ、フランス杯とNHK杯では銀メダルと銅メダルを獲得してグランプリ・ファイナルの出場資格を得ていた」とも紹介。  その一方で「ザギトワは17歳よりも若い頃に4回転ジャンプを学ぶ必要があったと感じていると語っていた。平昌五輪シーズンの後に、ザギトワは、体が成長する中で持ち技のジャンプを維持する必要があり新たな技術を学べなかった」と明かし、フランス杯後のインタビューで、「4回転ジャンプを習得するためには体重を落とす必要がある」と語っていたことを紹介した。さらにザギトワは「今年の始めにハーネスを使って4回転フリップを飛ぶ練習をしたが、その後、その練習を止めた」とも話していたという。  記事は最後に専属コーチのエテリ・トゥトベリーゼ氏のコメントを通じ、ザギトワが、1年半の間、活動休止、引退などに悩んでいたことを記した。 「(1年半前は)コーチたちが、彼女に競技に留まるように説得した。今、トゥトベリーゼ・コーチは、ザギトワ自身が競技を続ける希望を強く抱くことが必要とし、ザギトワが復帰することを望んでいる」  ザギトワは、引退は否定しているようだが、トリプルアクセル、4回転を駆使する3人の後輩たちに「勝てる」という自信とモチベーションが保てなければ、来季以降に競技を再開するのは厳しいのかもしれない。

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