剛腕スキーンズがナ・リーグ新人王に…メリルとのハイレベルな争い制す…アはヤンキースのヒル、注目のMVP発表は22日
全米野球記者協会(BBWAA)の会員が選出する大リーグの新人王が18日発表され、ナショナル・リーグはパイレーツの剛腕ポール・スキーンズ投手(22)が選ばれた。最終候補に入ったパドレスのジャクソン・メリル、ブルワーズのジャクソン・チューリオ両外野手とのハイレベルな争いを制した。アメリカン・リーグは今季15勝を挙げたヤンキースのルイス・ヒル投手(26)が受賞した。 スキーンズは全30票のうち、1位票が23、2位票が7で136ポイントだった。メリルは1位票が7、2位票が23で104ポイント。今季15勝をマークしたカブスの今永昇太投手は3位が4票入り、4番手だった。 昨年のドラフト全体1位のスキーンズは5月にメジャーデビューすると快進撃を見せた。23試合に先発し、11勝3敗、防御率1.96をマーク。夏の球宴ではナ・リーグの先発投手を務めた。133回を投げ、新人の球団新となる170奪三振。100マイル超の速球とキレのある変化球で打者を封じ、サイ・ヤング賞(最優秀投手)の最終候補にも残った。メリルは156試合に出場し、打率2割9分2厘、24本塁打、90打点の好成績を残したが、受賞はならなかった。 BBWAAの個人賞の発表がこの日から始まった。19日は監督賞、20日は最優秀投手に与えられるサイ・ヤング賞、21日(同22日午前8時頃)には、ドジャースの大谷翔平の2年連続3度目の獲得が有力視される注目のMVPが発表される。
中日スポーツ