竹島水族館が10月12日にグランドオープン
より深く、がコンセプト
愛知県の蒲郡市竹島水族館は、新館を含めた施設の建設工事を終えて10月12日にグランドオープンする。約半年間にわたり、民間のアイデアや資金を活用し、さらに魅力的な施設する取り組みが続いた。 「MORE DEEP(より深く)」をコンセプトに、深海生物を特産品として押し出している蒲郡を全国にPRするとともに、市内の観光業と地域の活性化につなげるため、リニューアルを進めてきた。 今年4月に既存棟を改修し、地元の漁師の協力などで深海生物のエリアを拡張した。絶滅危惧種のコツメカワウソ2匹を新たな仲間として迎え入れた。 今回のオープンで水族館の敷地が約2倍となった。新館には日本最大級の約7・5㍍の深海生物大水槽を新設した。深海魚を代表する「タカアシガニ」の魅力を存分に伝えるほか、下から生物を見上げることもできるようにした。従来の展示にはなかった。 カピバラとアシカ展示は狭かった屋内から屋外に変更し、多くの人が見られるよう観覧スペースを設けるとともに、広々とした空間でショーができるようにした。また、オープンに合わせて料金も改定する。市民以外の大人は900円から1200円にアップする。 1~9日は準備のため休館する。12日は午前8時半から記念式典を開き、同9時にオープンする。今後の詳細は、水族館のホームページやSNSで発信する。
東愛知新聞社