国民民主党・榛葉幹事長 静岡市内の政治資金パーティーに役職停止中の玉木代表も駆けつける
いわゆる「103万円の壁」の引き上げについて、11日幹事長会談で与党側と覚書を交わした国民民主党の榛葉幹事長。10日は静岡市内で政治資金パーティーを開き、役職停止中の玉木代表も駆けつけました。 10日夜、静岡市のホテルには国民民主党の2枚看板が…。役職停止中の玉木雄一郎(たまき・ゆういちろう)代表と、参院静岡選挙区選出の榛葉賀津也(しんば・かづや)幹事長です。 開かれていたのは、しんば賀津也「2024政治セミナー」と題した、榛葉幹事長の政治資金パーティー。会費は1万円で、10日は700人ほどが集まりました。 2025年夏の参院選で、改選を迎える榛葉幹事長。次の選挙は10月の衆院選で、党が躍進した中で迎えることになります。 ●国民民主党 榛葉賀津也幹事長: 「いつか消えてなくなると言われた国民民主党。7人の衆議院議員が4倍になりまして28人/やっと全国政党になることができました。さきの衆議院選挙、北海道から九州沖縄まで本当に皆さんありがとうございました(拍手)」 感謝の言葉のあと、切り出したのは「2つのお詫び」です。 ●国民民主党 榛葉賀津也幹事長: 「本当ですと28議席ではなくて、31議席の議席を取ったわけでございます。しかし、幹事長の責任で候補者を擁立しきれずに、北関東でお一人を公明党に、この東海ブロックでお一人を共産党…、あっ、お一人を立憲民主党に、もう一人を自民党にですね。(会場笑い)これカメラさんカットしてください。カットして。また揉めますから、やっと連合静岡の推薦もらったんですから」 2025年夏の参院選をめぐり、榛葉幹事長の推薦を決めた連合静岡ですが、一部労組は、榛葉幹事長が「立憲共産党」と揶揄する発言などを問題視していました。 ●国民民主党 榛葉賀津也幹事長: 「2つ目のお詫びは後から玉木から言います。しかし、どんなことがあっても、は盟友・同志・玉木雄一郎を支え続けたいと思います。榛葉賀津也57歳、やっぱり趣味は玉木雄一郎でございます。きょうは本当にありがとうございました」 ●国民民主党 玉木雄一郎代表: 「私のプライベートな問題で本当に皆さんにご心配、ご迷惑、また本当にお騒がせをしたことは心からお詫びを申し上げなければなりません。私、この一連の件で皆さんに本当にご迷惑をおかけして処分を受けるに至る、この間に榛葉賀津也がいて良かったなと改めて思いました」 「103万円の壁」の引き上げを訴えて躍進した国民民主党。 ●国民民主党 玉木雄一郎代表: 「生活者、働く者、納税者の努力が報われる。そんな社会を作り上げるために、私は榛葉幹事長と一緒に止まることなく歩んでいきたいと思いますので」 そして、11日午後行われた、自民・公明と国民民主による3党 幹事長会談。国民民主から補正予算案賛成の確約を得たい与党側と、交渉における譲歩を引き出したい国民民主側の思惑が交錯します。ところが・・・。 ●国民民主党 榛葉賀津也幹事長: Q.協議の中では補正予算の賛否についてはまだ触れていない? 「この中身に我々国民民主党が納得できなかったら補正には賛成できません」 午後3時半から再協議が開かれ、「103万円の壁」について与党側は国民民主の主張する178万円を目指して2025年から引き上げるという合意書を交わしました。 ●国民民主党 榛葉賀津也幹事長: 「103万円の壁は国民民主党の主張する178万円を目指して来年から引き上げる。ガソリンの暫定税率は廃止する。具体的な実施方法については引き続き関係者間で協議を進める。本日付で合意致しました。幹事長レベルでこの2つをピン止めしたということは評価したいと思うし、これをのんでいただいた自民党・公明党それぞれの幹事長には感謝申し上げたい」