国際空港で銃撃、ビジネスマン狙った暗殺か ブラジル
(CNN) ブラジルのサンパウロ国際空港で8日、ビジネスマン1人が本人を狙ったとみられる銃撃に遭って死亡した。 事件ではこの他3人が負傷した。約5人の実行犯が黒い車両から現れ、ビジネスマンのアントニオ・ビニシウス・グリッツバック氏に向かって発砲した。CNNブラジルが軍警察を引用して報じた。 特徴を同じくする車両がこの後、空港近くで乗り捨てられているのが見つかった。捜査員らは襲撃に使われた車両かどうか検証しているという。 ソーシャルメディアに拡散された動画には、空港入り口近くにある被害者の遺体が映っている。他にも、ターミナルの中で急いで身を隠す旅行客の姿を捉えた動画が出回っている。CNNはこれらの動画を独自に検証できていない。 空港は声明を出し、警察と医療チームへ即座に通報したことを確認した。 CNNブラジルによると軍警察、民間警察、幹線道路の巡回警備要員らが現場に駆けつけた。サンパウロの殺人・個人保護を担当する部局が捜査を主導するという。 同市の公安部門の責任者は、当局が殺人事件の周辺状況を調査中だと述べた。追加の詳細は、事件に関する報告書が完成次第公開される予定。