ドイツ南部で6800年前の人骨発見、身長は異例の約1メートル70センチ
ドイツ南部バイエルン州で、紀元前4800年頃に生きていたとみられる男性の骨が見つかった。考古学者によれば、埋葬品からみて、おそらく村の長老か初期の「村長」だったと推測される。身長は1メートル70センチ程度と、当時としては異例の高さだったと考えられている。 約6800年前の人骨が、ドイツ南部バイエルン州で発見された。専門家は、骨は男性のものと分析。埋葬品の多さから、村のリーダーだったとみている。 考古学者のフロリアン・エイブル氏 「多くの埋葬品とともに墓に納められていた。通常の4倍ほどの数の土器や、いくつかの石器があった。特に興味深いのは、削ったイノシシの歯がついた小さな袋だ」 骨は4月中旬の工事中に発見。現場となった地区の名前にちなみ「エクジンガー」と呼ばれている。 人類学者のキアラ・ジロット氏によれば、この男性の身長は約1m70センチで、当時としては異例の高さだった。 (ナレーションなし)