ドードー絶滅から300年後、真実に迫る...誤解に終止符を打つ最新研究
従来のイメージは誤解
同チームが始動するプロジェクトでは、ドードーの生態と行動に関してさらなるデータを掘り起こしながら、「大切なメッセージ」を伝えたい意向だ。ドードーは太った動きの鈍い鳥、という従来のイメージは誤解だとゴスリングは力説する。 実は素早く敏捷 「太って頭が悪かったわけでも、絶滅する運命にあったわけでもない。航海日誌には、素早く敏捷で、森の中や岩の間を『運動選手のように』動くことができたと記されている」 「絶滅しても仕方がない動物などいない。(ドードーとロドリゲスドードーは)ネズミやブタ、ネコ、ヤギとは合わなかった。そうした動物に卵やヒナを食べられ、巣を踏みつぶされた。我々が『消滅』、つまり絶滅を記録した最初の動物から学ぶべき教訓は、我々人間が今も行く先々で慎重に歩を進める必要があるということだ」 「我々の行動は、生態系をあっという間に破壊できる。ドードーは2500万年間、モーリシャス島で生きていた。だがロドリゲスドードーとともに、人間と出会って100年足らずで姿を消した」
アリストス・ジョージャウ