ズワイガニ、鳥取県内で初競り 鳥取港では最高値1匹150万円
山陰地方の冬の味覚、松葉ガニ(雄のズワイガニ)の初競りが7日、鳥取県内3漁港であり、鳥取港(鳥取市)では1匹最高150万円で競り落とされた。日本海の資源回復が遅れ、価格の高止まりが予想されている。 鳥取港に水揚げされたズワイガニの初競り 鳥取港では5日から隠岐諸島沖などで操業していた4隻が続々と帰港。早朝から仲買人たちが集まり、目当てのカニを落札していた。県漁協の船本源司副組合長は「初日としては去年よりは良い。今期も鳥取のカニのおいしさを全国に届けたい」と話していた。 鳥取港に水揚げされたカニは全体的に小ぶりで、県の最高級ブランド「五輝星(いつきぼし)」に認定されたカニはなかったが、境漁港(境港市)では20匹、網代漁港(鳥取県岩美町)では3匹が認定された。水揚げ量は3港計約28・9トンで前年比11・5%増だった。操業は来年3月20日まで(雌は今年12月31日まで)。
中国新聞社