福島県郡山市制施行100周年・郡山市音楽連盟創立50周年 記念曲「楽都こおりやま」完成 6日初演
福島県郡山市制施行100周年と郡山市音楽連盟創立50周年の記念曲「楽都こおりやま」が完成した。連盟有志による「楽都こおりやま記念オーケストラ」が6日、福島県郡山市のけんしん郡山文化センターで開かれる第12回器楽の祭典で初めて演奏する。9月29日、市内の橘小に作曲者の宮川彬良さんを招き、初演に向けたリハーサルを行った。 記念曲は誰もが演奏し歌えて、あらゆる編成が可能で、後世に引き継がれる曲を作ろうと連盟が発案した。郡山吹奏楽団のコンサートで客演指揮者を務め、マツケンサンバⅡなどのヒット曲を生み出した宮川さんに2022(令和4)年6月ごろ、作曲を依頼。思いに共感した宮川さんが快諾した。 曲は3拍子で、合唱やオーケストラなどさまざまな編成で奏でられる。宮川さんは「メロディーが頭の中に自然に浮かんでくるのを待った」と振り返り、5月に栃木県那須高原の温泉に入っていた時に旋律をひらめいたという。歌詞は宮川さん監修で連盟が担った。
リハーサルには楽都こおりやま記念オーケストラの奏者約70人が参加した。宮川さんの指揮で音の抑揚や強弱などを繰り返し確認した。連盟の近内利男会長が宮川さんに感謝状を贈った。宮川さんは「(市民に)気に入ってもらえたらうれしい」と話した。 器楽の祭典は入場無料。時間は午後1時から。 ◇ ◇ 連盟は記念曲「楽都こおりやま」のピアノ・合唱、オーケストラ編成の譜面を無償提供する予定。問い合わせは同連盟公式ウェブサイトへ。 (郡山版)