1560万人が危険性を指摘されるサプリを摂っている!アメリカの大学が調査結果を発表
サプリメントは危険?
論文の筆頭著者であるアリサ・リキットサップ臨床助教は、『メディカル・ニュース・トゥデイ』に対し、「肝障害がどのようにして引き起こされるのか、それはまだ明らかになっていません。ですが、摂取したサプリメントを代謝する肝臓の働きと、関連していると考えられています」と説明している。 いずれにしても、私たちはハーブ系サプリメントについて、「健康に影響を及ぼすものだ」と認識しておくことが重要。これについてコーディング氏は、「ハーブだからといって、リスクがないわけではありません」と述べている。 そして、必要以上の量を摂取している可能性や、サプリメントは服用している薬と互いに影響を与え合う可能性があること、同じサプリメントを長期間とり続ければ、リスクはさらに高まるということへの注意を促している。
摂取を考え直すべき?
毒物(毒性)学の専門家、メッドスター病院(MedStar Health)のケリー・ジョンソン=アーバー医師(医学的毒性学)は、新たに発表された研究結果について、「栄養補助食品の摂取には慎重であるべきだということを、改めて認識させるものです」と述べている。 「処方箋をもらう必要がない“市販の”サプリメントでも、必ずしも安全だというわけではありません」 コーディング氏は、ハーブ系のサプリメントに関心がある人は、まずはヘルスケアに関する資格を持った専門家、医師や登録栄養士、薬剤師などに相談することをすすめている。 ジョンソン=アーバー医師もまた、「サプリメントは服用している市販薬や処方薬と相互作用を起こす可能性があります。摂取しているものがあれば、医師にそのことを伝えるべきです」と話している。