福岡県宮若市長のハラスメント行為巡り「身の処し方は自身で考えるべき」…市議会百条委、報告書案に
福岡県宮若市の塩川秀敏市長による職員へのハラスメント問題で、市議会の百条委員会は14日、調査結果の報告書案を取りまとめた。市長のハラスメント行為を「看過できない重大な事案」と指摘し、職場に混乱を招いた責任として「身の処し方は自身で考えるべきだ」との文言を盛り込んだ。
この日の会合では、全10ページからなる報告書案の「まとめ」部分について協議。案では、百条委が市長に対して行った証人尋問の結果、ハラスメント行為はあったと認定した上で、職員の人権に対する配慮に欠けた行為と責任を指摘した。百条委としては、8件のハラスメント行為を認めた。
一部委員からは、身の処し方に関する文言は「当然のことであり、削除すべきだ」と異論が出たが、採決の結果、賛成多数で案の通りに可決された。定例会最終日の20日に委員長報告される。