クロワデュノールに大物感、登藤助手「クラシックに乗れるように」/東スポ杯2歳S
16日土曜には府中で東京スポーツ杯2歳S(G2、芝1800メートル)が行われる。近年だけでもワグネリアン、コントレイル、イクイノックスなどが勝利した出世レース。クロワデュノール(牡、斉藤崇)には匹敵する大物感が漂う。 6月の新馬戦は2番手を追走。4コーナーから仕掛けて直線に向くと、手応え通りに伸びて2着馬に2馬身半差をつけた。その勝ち時計1分46秒7は、東京芝1800メートルでこれまでに行われた新馬戦で最速。登藤助手は「時計的にもいい勝ち方だった」と振り返る。 レース後はノーザンファームしがらきで夏休みを過ごし、英気を養った。「体がひと回り、ふた回りも大きくなって、背も伸びたかなと思う。体重も増えている」と同助手。著しい成長力も好印象だ。 帰厩後も順調に調整を消化し、1週前追い(6日)ではCウッド6ハロン79秒6-11秒5で格上馬をあおった。「長くいい脚を使うのが長所。調教も動く。早い時期に入厩して順調にこられたので、厩舎の期待も高い。来年のクラシックに乗れるように賞金を加算したい」。世代屈指のスピードで登竜門を制す。【下村琴葉】