【アンドロメダS】デシエルトが復活の逃走V 岩田康誠「これで負けたら仕方ない、という競馬をした」
16日の京都11R・アンドロメダステークス(3歳上オープン・芝2000メートル、リステッド)は、岩田康騎乗で8番人気の伏兵デシエルト(牡5・安田)が先手を取って押し切り、2022年10月グリーンチャンネルC以来の勝利。芝に限れば同年3月・若葉S以来、1年8か月ぶりの勝利を挙げた。勝ち時計は1分58秒6(良)。1番人気ロードデルレイは3馬身半差の2着だった。 前半59秒8、後半58秒8のラップを刻み、8番人気馬と思えない完勝。岩田康は「ハナを切って、〝これで負けたら仕方ない。どれだけもつか〟という競馬をした。馬場もあったし、具合も良くて、改めて力のある馬だと思った。馬もパワフルに戻っていたし、2、3番手よりハナに行くこういうレースの方が良さそうだね」と会心のレースに胸を張った。 安田調教師は「馬場も向いたし、ジョッキーとも〝内が荒れているけど、ラチ沿いを走らせよう〟と相談していた。逃げる競馬で前進気勢を出して、今後にも生かそうと思っていた。ダートでは1800メートルでも逃げられないので、この条件を使った。2角まで出していって、3角から息を入れて。よく反応してくれた。結果的にラッキーだったね。今回逃げたことが今後につながってくれればいいですね」と振り返った。次走は未定。
東スポ競馬編集部