敦賀まつり、北陸新幹線延伸後初 沿線アイドルが花添える
港町敦賀に秋の訪れを告げる「敦賀まつり」は9月1~4日、気比神宮の例大祭に合わせて開かれる。北陸新幹線が福井県内に延伸されてから初の開催で、開業記念として沿線市町のご当地アイドルによるステージ発表などを企画。伝統の山車(やま)巡行や神輿渡御(みこしとぎょ)、民謡踊りが繰り広げられ、市街地は祭り一色の雰囲気に包まれる。 1日午後3時からのカーニバル大行進で幕を開ける。地元小中高校生によるマーチング、企業・団体によるパレード、仮装・電飾パレードの3部に分かれ、計26団体、約1200人が参加。午後7時半ごろまで相生通りと神楽町1丁目通りを行進する。 同日午前11時から、アクアトム前の特設ステージには、ほくりくアイドル部(石川県)、さくらいと(福井県)のほか、長野県や新潟県のアイドルが登場。「敦賀城主 大谷吉継おもてなし武将隊」やご当地ヒーロー「双蝶(そうちょう)のギョーブ」による演舞で盛り上げる。 2日午後3時半からは、例大祭の前夜祭にあたる宵山巡行が神楽町1、2丁目通りで行われる。宵山と呼ばれる山車で子どもたちが踊りを奉納する。同日は相生通り、神楽町1丁目通りにお祭り広場が設けられ、飲食ブースやケータリングカーが並ぶ。 3日は御鳳輦巡幸(ごほうれんじゅんこう)と神輿渡御がある。気比神宮のご神体である仲哀天皇を祭った神輿「御鳳輦」は午前9時から、甲冑(かっちゅう)武者や稚児ら約250人が行列となって市内一円を巡る。神輿渡御は午前8時から、大人から子どもまで総勢約1300人が担ぐ計15基の神輿が市内一円を威勢よく練り歩く。 まつりのハイライトとなる山車巡行は最終日4日。能面や甲冑をまとった武者人形や贅(ぜい)を尽くした水引幕が飾られた山車6基が気比神宮前に正午に集結し、神楽町通り、相生通りを巡行する。午後7時からは本町通りで例年3千人以上が参加している民謡踊りがあり、華やかにフィナーレを飾る。 市では、約16万人が訪れた昨年並みの来場を見込んでいる。問い合わせは敦賀まつり振興協議会(事務局・市商工貿易振興課内)=電話0770(22)8122。まつり期間中は電話0770(22)4355。