仮想通貨が不正流出 ビットポイントが会見(全文2)秘密鍵の暗号が解除された
そもそもホットウォレットにリスクがあったのか
日本テレビ:日本テレビの広芝と申します。御社は去年、金融庁から業務改善命令を受けた。それが先月末に解消になったということで、まずそれについての受け止めと、あともう1つ、基本的なことで恐縮なんですけど、そもそもホットウォレットの中にリスクがあったのかどうか。御社ならでは、別の企業との違いから何か差があったのかということをお聞きしたく、お願いします。 小田:かしこまりました。まず、今、初めにご質問いただいた点に関しましてなんですけども、昨年なんですが、6月22日に当社、金融庁さまのほうから業務改善命令をいただいております。ちょうど先月なんですけれども、6月28日だったかと記憶しているんですが、この業務改善命令の定期報告の解除がされております。本当にそういった観点でいいますと、業務改善命令が解除された2週間後にこういった事態が生じてしまったことは大変申し訳ないと考えております。 次にご質問いただきました、当社、ホットウォレットをどう管理していたのかという点なんですけども、当社としては考えられる対応をしていたつもりではございまして、具体的にいいますと、ホットウォレットのいわゆる秘密鍵というものをそのまま、仮に秘密鍵がそのまま流出されたとしても使えないような形で暗号化処理しておりました。今回に関しまして、その暗号化処理していたものを何らかの理由によりそれが解除されて、解読されて使われているというところが確認されております。よろしいでしょうか。ありがとうございます。 司会:すいません、じゃあ手のあがった黒服の、Tシャツの形ですかね。 あたらしい経済:「あたらしい経済」の設楽と申します。 司会:シガラさん。
流出要因をどう考えているのか
あたらしい経済:設楽と申します。今の、確か御社のホームページにも、ホットウォレットを結構、堅牢な形で管理してるということをうたっておられたと思います。マルチシグみたいな形で管理されてたと思うんですが、それが出てしまったということは、場合によっては内部みたいなことも考えられると思うんですが、そこら辺は今、どのように考えられていますでしょうか。 小田:回答させていただきます。現段階において今回の不正流出の要因、いろんな可能性があるかと考えております。現段階においては原因特定中、究明中ということでございますので、現段階、この場においては大変申し訳ないんですけども、原因調査中という形で回答させていただければと思います。よろしいでしょうか。ありがとうございます。 司会:じゃあ次に、今、手があがった一番正面の白いポロシャツの形ですかね。