「ネヴィルが引退を決めた試合を思い出した…」酷評相次ぐカゼミーロに現地記者「交代は慈悲」
マンチェスター・ユナイテッドMFカゼミーロの状況について、『The Athletic』のニック・ミラー記者が分析している。 【順位表】プレミアリーグ 1日に行われたプレミアリーグ第3節で、リヴァプールと対戦したマンチェスター・U。本拠地オールド・トラッフォードの大歓声を受けて試合に臨んだが、カゼミーロのミスが絡む形で前半だけで2失点を喫することに。さらに56分にモハメド・サラーにダメ押し弾を許し、そのまま0-3で完敗した。 この試合で先発するも2失点に絡み、前半のみで交代となったカゼミーロ。現地メディアで厳しい批判が相次ぐ中、ミラー記者は「最も心配なのは2失点につながるミスですらない。もちろん良いものではないが、相手のアイディアとフィニッシュも素晴らしかった」としつつ、ハーフタイム直前に「おそらくキャリアで何千回とやってきた基本的なパス」でミスを犯したことを指摘。そして、以下のように続けている。 「ハーフタイムでの交代は、テン・ハーグの慈悲であるように思える。それはチームの改善を図ると同時に、彼をさらなる屈辱から守るためでもあった。そしてこの瞬間は同クラブのレジェンド、ギャリー・ネヴィル引退を決めた試合となった2011年のウェストブロム戦を思い起こさせる。ネヴィルは後に『ピッチにいた時からキャリアが終わったとわかっていた』と話している。今回はそこまでではないかもしれないし、明日引退を発表すれば衝撃だ。だが、これがユナイテッドでの最後のビッグマッチ先発になっても驚きはない」 その上で「とはいえ、確かにこのチームパフォーマンスでは1人だけ責めるのは酷かもしれない。カゼミーロのパフォーマンスは悪かった。おそらく、もうビッグマッチで起用すべきではないのだろう。だが、彼1人を入れ替えれば解決すると考えているならば、ユナイテッドはまたも失望のシーズンを迎えるはずだ」とし、チームとして根本的な問題を解決すべきと指摘した。