今季リーグ戦初黒星のリヴァプール スロット監督の選手起用に疑問の声「リヴァプールのセオリーを拒否した」
攻め込むも1点が遠かった
14日(現地時間)、リヴァプールはプレミアリーグ第4節でノッティンガム・フォレストと対戦し、0-1で敗れた。 [映像]プレミアリーグ第4節 リヴァプール対ノッティンガム・フォレスト ハイライト ここまで開幕3連勝と好調を維持していたリヴァプールだったが、この日は序盤から相手陣地に攻め込むも得点が奪えず攻めあぐねていると、逆に72分にカウンターからフォレストのカラム・ハドソン・オドイにゴールを決められ痛恨の失点の許す。結局このオドイのゴールが決勝点となり、リヴァプールはホームで今季初黒星を喫した。 試合後、リヴァプールの地元メディア『Liverpool Echo』は、試合に関する記事を掲載し、その中で代表ウィーク前に行われた第3節マンチェスター・ユナイテッド戦と同じスターティングメンバーで臨んだアルネ・スロット監督の起用法について、「リヴァプールのセオリーを拒否した」と疑問を呈している。各国の代表選手が集うリヴァプールでは、代表活動での疲労を考慮して先発メンバーの入れ替えをこれまでは行ってきていたが、スロット監督はそれをしなかったというのが同メディアの指摘のようだ。 これに対して、スロット監督は試合後の会見で敗因について、選手達の疲労よりもサッカーそのものの質に問題があったとの考えを述べている。 「選手の入れ替えというのは常に難しい課題だが、私はそのことと結果には繋がりがないと考えている。選手達は逞しくなってクラブに戻って来たし、私は最後まで勝利をめざすチームの姿を見ることができた」 「我々にはボールポゼッションの場面がたくさんあったが、得点のための良いチャンスは3,4回ぐらいしか作り出せなかった。これでは全然足りない。ボールをより保持して相手コートで長い間ゲームをするのであればもっと上手くプレイしなければならないが、我々はシンプルな場面で何度もボールを失っていた。それがこの試合のメインストリーだ。ボールポゼッションが十分ではなかった」 リヴァプールは、17日にUEFAチャンピオンズリーグのリーグフェーズ第1節でACミランと対戦する。ここでも勝てない場合、スロット監督の采配に対する地元メディアの批判はより強いものになるだろう。
構成/ザ・ワールド編集部
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