映画【推しの子】を“売れっ子のMV監督”が撮る狙い。ドラマ版の監督は若手起用!プロデューサーが語る理由
■上手くスケジュールが組めた理由 ――ドラマシリーズのタイトルバックは、毎回違ったキャラクターがフィーチャーされたMVのような映像になっていました。そして先ほどのライブシーンの撮影なども含めて、全体的に音楽パートの比重が大きかったと思うのですが、通常の映画・ドラマなどに比べて、スケジュールの組み方などは変わってくるのでしょうか? 基本的には撮影のスケジュールは通常の作品と変わらなかったのですが、その中で現場で「お金がない」「時間がない」といった言い訳はできるだけしないよう心がけました。やはりものづくりに追われると、どうしてもそういった言い訳をしがちなんですが……。
配信ドラマと映画を4カ月半で一度に撮影できたからこそ、うまくやりくりできたということはあります。 ライブ撮影に2日かかるなら、別のシーンは1日で終わらせよう、といった具合に力の入れどころを相談をしながら、言い訳をなくすためのスケジュールを組んでいました。 インタビュー後編:映画【推しの子】“絶妙すぎる配役”決まった背景
壬生 智裕 :映画ライター