【元警察官】が大まじめに教える!「オカルトかもしれないけど、無事故・無違反の秘訣とは!?」
事故や違反を起こしたドライバーの典型的な心理
事故や違反を起こしてしまったドライバーの多くが「運が悪かった」と感じています。 渋滞していたのでいつもは通らない抜け道を使ったら一方通行を逆走してしまった、日頃から会社を出発して大通りに出てからシートベルトを着けていたがたまたま会社を出たすぐのところで警察官に見つかったなど、確かにアンラッキーとしか言いようがないケースも少なくないでしょう。 運転中にコーヒーをこぼしてしまい焦っていたところ前方の停止車両に追突してしまった、電話が鳴ったので道路脇に停止してスマホを確認していたら後続車両がミラーに接触したといった事故に遭ったときも、やはり「ついてないな……」と感じるはずです。 まったく自分に非がない事故も、まさか今こんなところで……と感じるような違反も、実はただのアンラッキーが原因ではありません。 「オカルトだ!」と言いたくなるかもしれませんが、事故や違反を引き起こしているのは日頃の運転で溜めているカルマが影響しているのだと考えてください。
日頃の運転で「カルマ」を溜めないことが無事故・無違反の秘訣
無事故・無違反で居続けられる秘訣は、日頃の運転で「カルマ=業」を溜めないことです。 無事故・無違反は、所詮ラッキーのたま物でしかありません。 業を溜めず、反対に徳を積む運転を続けていれば、事故に遭ったりたまたま取り締まりを受けたりといったアンラッキーを回避し、無事故・無違反というラッキーを引き寄せる体質になっていくのだと筆者は考えています。 「そんなのオカルトだ!」と指摘したくなるでしょう。 もちろん、実際の道路事情や交通状況、その地域の警察がもつ取り締まり方針などによって、事故・違反に遭遇する確率は上下します。 しかし不思議なもので、実際に悪い事情・状況の中でもさらに悪いアンラッキーを引き寄せてしまった人の多くは、日頃からカルマが溜まるような運転を続けていた人ばかりだと感じられます。 ここで、筆者の知人であるAさんの体験談を紹介しましょう。 Aさんは、特に乱暴な運転をするような悪質なドライバーではありません。 交通ルールもある程度はしっかり守り、ゴールド免許を取得しています。 スピードは制限どおりではないが周囲の流れに従う、一時停止は「ピタっ」と止まるとまではいわないけど限りなく停止に近い徐行、赤信号はしっかり止まるけど黄色なら状況次第で突っ込むといった取り締まりを受けない程度の軽微な違反は日常茶飯事ですが、このくらいならごく普通にあることでしょう。 ただ、Aさんには「抜け道を好む」という癖があり、少しでも流れが悪いとすぐに脇道に入って渋滞をかわしていました。 信号待ちが嫌で、交差点にある敷地を通り抜ける、いわゆる「コンビニワープ」なども平気でやります。 こんなことを繰り返していたAさんは、わずか1か月の間に、すれ違いざまに対向車とミラーが接触する事故に遭ったり、強風にあおられて隣に停まっていた車にドアをぶつけてしまったりと、軽微な物損事故を繰り返してしまいました。 立て続けに事故に遭遇したAさんは「運が悪いなぁ」とぼやいていましたが、ただのアンラッキーとは思えません。 抜け道をする癖や信号待ちを避ける癖といった、違反にはならないけどカルマが溜まる運転をしていた結果、ツケを支払う時が訪れたのでしょう。