同僚がお弁当に「使い捨て容器」を使っているのが気になります。お弁当箱のほうが“コスパ”が良いと思うのですが、やはり手軽でラクなのでしょうか?
お弁当箱の代わりに使い捨て容器を使っている人もいるでしょう。ただ、周囲で毎回使い捨て容器を使っているのを見ると、「お弁当箱を使ったほうがコストは抑えられるのでは?」と思うこともあるかもしれません。使い捨て容器を買い続けるのは、経済的にもったいなくないのでしょうか。 本記事では、なぜお弁当箱ではなく使い捨て容器を選ぶ人がいるのかについて、理由やコストの面から考えてみます。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
使い捨て容器にかかるコスト
使い捨ての食品トレー容器の価格は、大きさや用途によってさまざまです。ダイソーなどの100円均一ショップでは、1つあたり10円ほどで購入が可能です。 では、使い捨て容器を使い続ける場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。例えば1つ10円の容器でも、月に20日間お弁当を持参すると、200円かかります。年間だと2400円です。お弁当箱を1500円で購入したとすると、1年間お弁当箱を使い続けたほうが節約できる計算です。 追加でレンジ対応やスープ用の使い捨て容器なども利用する場合は、費用がさらに高くなります。初期費用は安く感じる使い捨て容器ですが、使用頻度や使用する容器の種類によっては、お弁当箱のほうがお得になることも多いでしょう。
使い捨て容器を使うメリット
使い捨て容器の大きなメリットは「手軽さ」です。使った後にそのまま捨てられるので、お弁当箱のように持ち帰って洗って乾かす手間がかかりません。片付けに時間をかけたくない人や、洗い物が苦手な人には便利です。また、衛生的にも優れています。洗い残しで雑菌が増える危険や、臭いや色が容器に移る心配もありません。 さらに、今はさまざまな種類の使い捨て容器が販売されているので、食事の内容に合わせて手軽に容器を変えることができるのもメリットです。
使い捨て容器を使うデメリット
使い捨て容器のデメリットは大きく2点あります。 1点目は環境への影響です。使い捨て容器を使うことでゴミが増え、地球環境への負担が大きくなることが考えられます。環境問題に敏感な人にとっては好ましくないと感じられることでしょう。 2点目は費用面です。使い捨て容器を使い続ける場合、長期的には費用がかかります。使い捨て容器は1つ10円ほどから買えるので、一見安く感じられます。しかし、毎回買うことを考えると長期的には費用が膨らみます。経済面を気にするのであれば、繰り返し使えるお弁当箱を使用したほうが良いかもしれません。
コストはかかるがメリットもたくさんある
使い捨て容器は安いものだと1つ10円程度の出費で済みますが、長期的に使うとお弁当箱よりもトータルの費用がかかります。 一方、使い捨て容器を使うメリットもたくさんあります。忙しくて洗い物をする時間がない人、食べ終わった後の容器を持ち運ぶのが衛生的に気になる人は、使い捨て容器を使えばストレスを減らせます。たとえコストがかかったとしても、日常生活の満足度が上がることもあるでしょう。 お弁当箱を買うほうが良いか、使い捨てのお弁当箱を利用するのか、自分のライフスタイルや優先順位に応じて、選択しましょう。 執筆者:山田麻耶 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部