9回打ち切りで戦い方も変わってきます。先発投手の負担軽減にセのDH制もありだったのでは【立浪和義の超野球論】
終盤の戦いが変わった
引き分け最多は巨人で3試合。果たしてどこまで増えるのか
今シーズンは新型コロナ感染拡大対策として、延長戦なし、9回打ち切りとなっています。これによって開幕から引き分けが急増し、すでに両リーグで7試合(4月4日現在)、球団別の最多は巨人の3試合となっています。このままのルールで最後まで行ったとしたら、かなりの引き分け数になるでしょうね。過去最多記録は1982年、中日の19試合だそうですが、抜いてしまう可能性もありますし、終盤の順位争いにも影響があるかもしれません。 試合結果だけでなく、戦い方も変わってきています。特に試合終盤ですね。攻め方も勢いに乗って畳みかけるというよりは、1点をいかに取るかという緊迫した戦いが増えています。必然的に代走、代打、さらに送りバントもどんどん使い、総力戦になっています。前回、開幕戦(3月26日対広島。マツダ広島)での中日・福留孝介選手の四球が大きかった、と書きましたが、1つの四球、あるいは1つのミスが今まで以上に大きな意味を持つようになっています。 投手も勝ちパターンの投手を今まで以上に早めにつぎ込んでいます。これは・・・
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週刊ベースボール