今季ワースト4失点でFC東京に完敗の名古屋。死闘を演じたルヴァンカップ・広島戦のダメージ残るも、長谷川健太監督は「言い訳にはならない」と厳しい言葉
最後に稲垣が一矢報いるも
[J1第30節]FC東京 4-1 名古屋/9月14日/国立競技場 国立競技場で開催されたFC東京と名古屋の一戦は、FC東京がゴールラッシュを見せて快勝。序盤から主導権を握られた名古屋は今季ワーストの4点を失い、終盤に稲垣祥のゴールで一矢報いるも完敗を喫した。 名古屋は9月8日にアウェーで広島とのルヴァンカップ・準々決勝第2戦に臨み、120分を戦い抜き、PK戦の末にベスト4進出を決めていた。 【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開! だが、その影響が試合に出てしまった形だろう。試合後には長谷川健太監督も悔しそうに振り返る。 「危惧していた部分が出てしまったなと思っています。もちろん何も言い分けにはなりませんが、ルヴァンカップもあって、若干選手のダメージも感じていました。なんとか軽減させてあげようと、コンディション調整しましたが、やっぱり上手くゲームに入ることができなかったです。入らすことができなかった。そういう点では私の責任だと思います。選手はそういうなかで最後まで闘う姿勢を見せてくれたと思います」 もっとも指揮官は「ただ」と続けて、チームのさらなる成長のために、厳しい言葉も投げかけた。 「広島は(ルヴァンカップ準々決勝第2戦から)中2日で天皇杯を戦っていますし(G大阪に1-2で敗戦)、そういう試合が続いています(そこから中2日でFC東京×名古屋戦と同じ日に鹿島と対戦して2-2)。そういう意味では、いくら広島と連戦したとはいえ、もっとタフにならないといけないと思います。 オフがあって、トレーニングする期間があって、中5日という期間が空いたわけですから、しんどかったというのは言い訳にはならないと思いますし、それを言い訳にしているようではまだまだ強いチームにはなれないと思います。やっぱり強いチームになるには、もちろんタイトなスケジュールのなかでも最低限しっかりできるようにならないと、タイトル争いやACLで戦うということはできないと感じます。 そういう意味では今日は多くのサポーターがきているなかで、なさけない試合になってしまったなと。失点シーンなんかも、1点目は同じとこに3人くらいいたように見えましたが、(FC東京の)東(慶悟)のほうが早く反応している。 2点目も処理の仕方はあれは外に切るべきだったと思います。4点目も自分たちのミスでミスしたあとにリカバリーするチャンス、時間があったと思います。 もっともっと強くなって中3日で試合がくるので、コンディションを整えて、次のゲームに備えてもらいたいです」 これで降格圏とは勝点6差の14位。ルヴァンカップを含めて改めて名古屋は奮闘できるか注目だ。 取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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