ミランへの完全移籍加入が発表されたモラタ [写真]=Getty Images

　ミランは19日、アトレティコ・マドリードからスペイン代表FWアルバロ・モラタを完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月30日までの4年間で1年間の延長オプションも付随。背番号は「7」に決定している。 　昨シーズン限りで退団した元フランス代表FWオリヴィエ・ジルー（現：ロサンゼルスFC）の後釜を探していたミランが、待望のストライカー補強に成功した。当初はオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーの獲得を狙っていたものの、交渉は難航し、同選手はマンチェスター・ユナイテッドへ移籍。ターゲットの変更を余儀なくされたミランは、アトレティコ・マドリードに契約解除金の1300万ユーロ（約22億円）を支払い、モラタの獲得に漕ぎ着けた。 　1992年10月23日生まれで現在31歳のモラタは、2008年にレアル・マドリードの下部組織に加入し、2010年にトップチームデビューを果たした。ユヴェントスやチェルシーなどでのプレーを経て、2019年1月にアトレティコ・マドリードへレンタル加入し、2020年夏には完全移籍への移行が発表。その後、再びユヴェントスへレンタル加入したものの、2022年夏に復帰し、2023－24シーズンは公式戦通算48試合の出場で21ゴール5アシストをマークした。 　2014年11月にデビューしたスペイン代表では、ここまで国際Aマッチ通算80試合に出場し36ゴール8アシストをマーク。今夏のEURO2024では主将として3大会ぶり4度目の欧州制覇に大きく貢献した。 　なお、今回の移籍に伴いモラタは3シーズンぶりのセリエA復帰を果たすことに。ユヴェントスでの通算成績は185試合出場59ゴール39アシスト、セリエAでの通算成績は130試合出場35ゴール29アシストとなっている。