【マリーゴールド】憧れのイヨ・スカイと対戦した林下詩美「イオさんには入場から魅せられました」
7月13日マリーゴールド両国国技館。試合後の記者会見で「やっぱりイヨ・スカイはすごかった。壁の高さを感じました。」と女子プロレスに誘ってくれた対戦相手・イヨ・スカイ(=紫雷イオ)に対し、素直な感想を口にした林下詩美。だが「新しい夢もできました。イヨ・スカイを越えて、林下詩美がさらなる飛躍をしたいと思います」と力強く未来を語った。その試合から約1ヶ月、改めて両国のシングルマッチを振り返ってもらった。 ――憧れていたイヨ・スカイ選手と対戦し、約1ヶ月が経過しました。 林下:私は“紫雷イオ(イヨ・スカイ)”に憧れてスターダムに入門しました。その時から「いつかイオさんと戦いたい」と思っていました。 だから6.11後楽園のリング上でイオさんとのシングルマッチが発表された時「自分の人生で最大の夢が叶うんだ」って。 7.13両国、世界最大のプロレス団体「WWE」のベルト“WWE女子王座”も獲得したイオさんと戦い、学ぶべきところもあり、自分の課題も見つけられた。自分の将来に希望を持ちました。 ――イヨ・スカイ選手は、WWE仕様ではなく“日本の女子プロレス”スタイルで林下選手と闘いましたね。 林下:世界の舞台で活躍している“イヨ・スカイ”に、私が追いかけた“紫雷イオ”の姿も見ることができた。最後はWWEでは使えない“ツームストーン・パイルドライバー”で仕留められ、ムーンサルトプレスで3カウント。 中学生の時から何度も見ていたイオさんですが、戦うことで気づくことがたくさんありました。 映像で見てきた技も、実際に受けると「技の正確」「鋭さ」が全然違った。両国のリングで対戦したからこそ身をもって知ることができました。 それを踏まえた上で今後の課題も見つけました。だから「私はまだまだ強くなれる」と。
――将来イヨ・スカイ選手と対峙した時、さらに進化した“林下詩美”で戦うのを楽しみにしているファンも多いと思います。 林下:もちろん、そのつもりです!とにかくイオさんには入場からすごく魅せられるものがありました。 入場した時のスター性やオーラって、練習しても出せない。そこは自分もある方だと思ってますが(笑)。 ――あると思います。生まれながらのスターだと思ってます(笑)。 林下:ありがとうございます(笑)。自分もスターですが、それでもやはり全然レベルが違うと感じました。 ――その両国大会でワールド王座、UN王座、スーパーフライ級王座の初代王者が決まりました。イヨ・スカイ選手と闘い、刺激を受けた林下選手はどのベルトを狙いますか? 林下:スーパーフライ級は自分のカラーと違うタイトルだと感じています。 ――となると白のUN王座か、赤のワールド王座になります。 林下:白のチャンピオンになった青野未来が、とても気になりますね。ただ一番は赤いベルトを持っているSareee。かなり意識しています。 私は「マリーゴールドでエースになるべき存在だ」と思っています。ですが現状、赤いベルトはマリーゴールド所属選手ではなく、Sareeeが持っている。そこは自分が取り返したいなと。 ――チャンスがあるなら、Sareee選手への挑戦を考えていますか? 林下:だけど「今すぐ」ではない。6.11後楽園、高橋奈七永さんとの“パッション注入マッチ”や両国でのイオさんとの試合を経て、自分の課題点を見つけました。ですからそれを改善、レベルアップした“林下詩美”で挑みたいと思っています。
大楽聡詞