公立小中学校で「ペーパーレス化」がすすんでいる!?「学校のお便り」はもう紙で届かないの?
ペーパーレス化の3つのメリット
公立小中学校がペーパーレス化を行うメリットは、以下の3点です。 ・コスト削減 ・業務効率化 ・セキュリティー対策強化 コスト削減としては、紙を使用していたときに比べて「コピー機費用」「印刷用紙代」「印刷・コピー時のトナー・インク代」「事務員の人件費」などが大幅に削減されます。さらに、各種配布資料などをペーパーレス化することで、資料の印刷・コピー・配布などの業務が不要となり、業務効率化が図れるでしょう。 セキュリティー対策としては、紙の場合資料を紛失してしまうリスクがありましたが、ペーパーレス化することで、そういったリスクも軽減できる可能性があります。
印刷物にかかるコストはどのくらい?
次に、学校の印刷物にかかるコストがどれくらいなのか、目安額を解説します。印刷を行うにあたって必要となるコスト(年間)は、以下の通りです。 ・ハード費用(コピー機):約100万円/台 ・トナー代:約6万円/個×3個(年間)=約18万円 ・紙代(A4サイズ):約1円/枚×約3万枚(月間)×12ヶ月=約36万円 上記を合計すると、コピー機代も込みで年間約154万円のコストがかかることが分かります。合計金額を1枚あたりに換算すると、4円ほどです。
プリント1枚にかかる費用は約4円|多くの公立小中学校でペーパーレス化が推進されている
多くの公立小中学校では、ペーパーレス化(デジタル化)が進んでいるようです。特に職員間の情報共有・連絡は70%以上の学校で、ペーパーレス化されています。 また、プリント1枚あたりにかかる費用目安は4円ほどです。ペーパーレス化が進むことで、印刷物にかかるコスト削減が期待できるでしょう。 出典 文部科学省 GIGAスクール構想の下での校務DX化チェックリスト ~学校・教育委員会の自己点検結果~[確定値](3~6ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部