【都道府県別】地方公務員の給料、一番高いのはどこ?ランキングを発表!元公務員が「地方公務員」のお金事情を解説
【市区町村】公務員(一般行政職)で年収が高いのはどこか
地方公務員(一般行政職)で年収が高い市区町村TOP10を紹介します。 なお、中核市を除く市区町村で上位10自治体を掲載しています。 ・1位 千葉県八千代市 103.2 ・2位 神奈川県座間市 102.9 ・3位 静岡市熱海市 102.8 ・4位タイ 千葉県流山市 102.6 ・4位タイ 千葉県富津市 102.6 ・6位 静岡県三島市 102.4 ・7位 静岡県沼津市 102.3 ・8位タイ 千葉県白井市 102.1 ・8位タイ 千葉県匝瑳市 102.1 ・10位 北海道上川町 102.0 千葉県や静岡県の市が、上位のほとんどを占めています。 千葉県八千代市はラスパイレス指数が103.2と、これまで見てきた数字のなかで最も大きい数値です。 千葉県は5つの自治体が上位にランクインしており、今後就職・転職を考える人にとって人気となる可能性があるでしょう。 関東圏がランキングの多くを占めるなかで健闘しているのが、北海道上川町です。 人口は5月末で3157人ですが、国内でも随一の広さを誇る大雪山国立公園を有しており、多くの観光客が訪れます。 町トップクラスのラスパイレス指数であることから、経済や財政の潤いが予想されます。
地方公務員の収入にまつわるよくある質問
地方公務員の収入に関する質問に、元公務員の筆者が回答します。 ●地方公務員の初任給はいくら? 総務省の「令和4年地方公務員給与の実態」によれば、地方公務員(一般行政職員)の初任給の平均額は以下のとおりでした。 ・大学卒:18万7686円 ・短大卒:16万7541円 ・高校卒:15万4142円 公務員の初任給は、民間企業と比べると決して高くありません。 厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」をもとに、民間企業の初任給を見てみましょう。 ・大学卒:23万7300円 ・短大卒:21万4600円 ・高校卒:18万6800円 公務員とは3万円~5万円程度の差があります。 公務員の給与は勤続年数が重要になると考えられます。 ●地方公務員の退職金はいくら? 総務省の「令和4年地方公務員給与の実態」によれば、地方公務員(一般行政職員)の平均退職金額は、2208万7000円でした。 これは25年以上勤続後の定年退職金の平均であり、ほかのケースでは以下のとおり金額が下がります。 ・11年以上25年未満勤続後の定年退職:1159万6000円 ・自己都合:255万6000円 ●地方公務員に転職したい場合はどうしたらいい? 地方公務員に転職したい場合、まずは自治体や組織の採用ページを見てみましょう。 試験の申込期限や応募資格をよく確認し、自分が応募できるかどうかを確かめてください。 また、試験対策も必須です。 公務員試験は、いわゆる「SPI試験」に似た内容の問題と、学生時代に勉強した一般知識問題が出題されます。 また、小論文、集団面接など、自治体ごとに独自試験を用意している場合もあります。 参考書などで勉強を進めつつ、面接対策もしておくとよいでしょう。 なお、自治体によっては社会人採用で年齢制限が設けられている場合があります。 もし地方公務員に転職したいと考えているのであれば、早めに行動するとよいでしょう。