消費者心理を掴む! インサイトで差をつけたSNSマーケティング事例3選
[出典] 博報堂生活総合研究所 「1人意識・行動調査1993/2023」 https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/106979/ 潜在ニーズに応える形で一人旅客向けのサービスを前面に押し出し、差別化に成功しています。 さらに、お客様の体験談や写真がUGCとしてSNS上に増えれば、同旅館の一人旅向けサービスの認知はますます拡大し、信頼感と魅力も高まることでしょう。
(2)サンバリア100:SDGs配慮型商品をアピール
[参照元] サンバリア100(@sunbarrier100) • Instagram 「サンバリア100」の公式Instagramアカウントでは、10年間使用された、折り畳み式の完全遮光日傘の状態を動画で紹介し、長期間使用しても機能に問題がなく愛用できることを分かりやすく伝えています。 10年使った完全遮光日傘が問題なく利用できることをアピールするリール投稿 この事例は、消費者、特に若年層の間で高まっている「環境や人に配慮した商品に対する関心の高まり=SDGs」というインサイトを捉えています。「長く使える商品」であることをアピールする以外にも、環境に配慮した原材料の使用や環境にやさしい製造工程など、SDGsを意識した情報発信が効果的でしょう。 朝日新聞社が実施した「第10回SDGs認知度調査」によれば、商品購入やサービス利用の際にSDGsに沿ったものであるかどうかをどの程度考慮するか、という質問に対して特に10代は過半数が「考慮したい」と答えています。 [出典] 【第10回SDGs認知度調査】若い世代でSDGsに高い関心 商品購入に影響も:朝日新聞SDGs ACTION! 「傘」の耐久年数は一般的には数年といわれ、ビニール傘のようにほぼ使い捨てされてしまうこともある商品です。「サンバリア100」の「機能/品質を維持したまま10年使える」という特長は、他社商品にはない魅力として若年層に受け入れられる可能性が高いでしょう。