上京した30代の息子が生活保護を受けるらしく「扶養照会」が届きました…年金暮らしですが、生活の面倒を見てあげた方がいいのでしょうか?
どのような調査や審査が行われるのか?
扶養照会でまず行われるのが、扶養義務者が存在するかどうかの確認です。この作業は、基本的に要保護者からの申告によって行われますが、必要に応じて戸籍謄本を使用することもあります。 扶養義務者となる親族が確認された場合は、聞き取りによって扶養の可能性について調査が行われ、金銭的な問題だけではなく、精神的な支援の可能性についても確認されます。
援助が難しければ拒否することが可能
生活保護の受給要件の一つに「親族などから援助を受けられる場合は受ける」というものがありますが、扶養義務のある親族であっても、援助を断ることは可能です。生活保護申請時には、親族に対して扶養照会が行われることがあります。 離れて暮らす子どもが生活保護を申請することになり、扶養照会が送られてきた場合には、年金暮らしで援助することが難しければ、しっかりとその意思を示しましょう。 出典 厚生労働省 福祉・介護 生活保護制度 生活保護制度の概要 生活保護制度 どのような方が生活保護を受けられるか 厚生労働省 社会・援護局保護課 事務連絡 扶養義務履行が期待できない者の判断基準の留意点等について 2 扶養に関する調査の手順(2ページ) 3 扶養義務履行が期待できない者の判断基準(3ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部