パテック フィリップ初の自動巻き、1958年製「カラトラバ Ref.2551」とは
時計好きなら誰もが憧れる名機
パテック フィリップの代表作「カラトラバ」。その原点となる1932年に発表された「Ref.96」は「あらゆる腕時計の模範」、あるいは「究極のドレスウォッチ」として世界中の時計愛好家から高い評価を受けている。 【アイテム詳細写真】パテック フィリップ「カラトラバ Ref.2551」 実に90年以上の歴史を持つ「カラトラバ」のスタイルは常に変化し、進化を続けてきた。それゆえ、「カラトラバ」は時代ごとに異なる表情を持っているのが大きな特徴ともいえる。 1958年製の「カラトラバ Ref.2551」を例に取ってみよう。 このモデルの最大のポイントは、パテック フィリップ初の自動巻きムーブメントである「Cal.12-600AT」が搭載されていること。このキャリバーは1953年から1960年の間のみ製造されており、非常に希少なムーブメントなのだ。 36mmというエレガントなケースサイズ、PPの文字を模ったリューズ、象嵌(ぞうがん)プリントのエナメルダイヤルなどディテールの見どころも多く、オリジナルの尾錠が揃っていることも珍しい。 美しいデザインはもちろん、歴史的な価値も高い「Ref.2551」は、紛れのないコレクションピースだと言えるだろう。 パテック フィリップ「カラトラバ 」(1958年代製造) 自動巻き(Cal.12-600AT)、18KYGケース、径36mm。価格は要問い合わせ