元世界王者・山上幹臣が約12年ぶりの修斗復帰戦で鮮やかな一本勝ち「強くなって戻ってきたぞー!」【修斗】
プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2024 Vol.7」(9月22日、東京・後楽園ホール)で元世界ストロー級王者の山上幹臣(総合格闘技道場STF)が約12年ぶりの修斗復帰を果たし、黒部和沙(同級世界7位・TRIBE TOKYO MMA)と対戦し、1Rで見事な一本勝ちを収めた。 山上は2008年にプロデビューすると2011年に王座を獲得。猿丸ジュンジを相手に1度防衛を果たすも、韓国のROAD FCで2連敗を喫し、その後、家庭を優先するため現役を引退していた。しかし格闘技への未練を捨て切れず、今年5月にGLADIATORで現役復帰を果たした。その試合はフライ級で今井健斗と対戦しTKO負け。今回は本来の階級のストロー級での参戦となる。
対する黒部は今年4月にONEから復帰の澤田龍人に一本勝ちを収めプロ戦績を3戦3勝とした、山上とは15歳差の22歳のホープ。 1R、オーソドックスの構えの黒部とサウスポーのの山上。じりじりと圧をかけるのは山上。黒部はフェイントをかけながら圧をかけ返す。しかし山上が再度、圧をかけ前に。黒部がタックル。山上は組み止めるが、黒部はケージに押し込み山上の左足を取る。黒部は右足を払って山上にヒザをつかせるが、山上はすかさず首を取るとフロントチョーク。そして両足で黒部の足をロック。黒部はたまらずタップし、山上が見事な一本勝ちを収めた。
山上は試合後のマイクで「強くなって戻ってきたぞー! 5月に復帰して“できるのかな?”と思ったんですが、自分、負けず嫌いなんで勝つまではやめられないと思ったので、きょう勝てて良かったです。10年以上、このステージに上がることができなくて、でも上がると決めたときに家族のサポートや応援してくれる仲間たちの力が力になってまたこの舞台に戻ってこれました。また戦いたいと思っているので、今日の山上軍団の応援は声が小さいので、次は壊れるくらい声を出してください」と復活をアピールした。