進撃の巨人ED曲で話題「cinema staff」故郷・岐阜が大切
「岐阜県から来ましたcinema staffです!―」。アニメ『進撃の巨人』のエンディングテーマ曲「great escape」で話題になったロックバンド「cinema staff」は、どんなライブでもこの挨拶を欠かさない。彼らは地元・岐阜でバンドを結成し拠点を東京に移した今も、故郷を大切にし続けている。現在は4枚目のフルアルバム『blueprint』リリースツアー中で、このほどNAGOYA CLUB QUATTRO(名古屋市中区)で名古屋公演が開催された。名古屋は「第2の地元」ということもあり、熱のあるライブを展開。さらにMCでは、彼らが主催となって岐阜で行う音楽イベントの第3回となる“OOPARTS 2015”の開催を発表し、会場を一層盛り上げた。
岐阜出身・高校からの同級生
cinema staffは、2003年に岐阜の高校で同級生だった辻友貴、飯田瑞規、三島想平が前身となるバンドを結成。その後、2006年に久野洋平が加入して現在の編成になり、愛知・岐阜を中心に活動。2012年にメジャーデビュー、現在は東京を拠点に活動し、全国ワンマンツアーの真っ最中だ。 名古屋公演では「おかえりー!」というファンの温かい声に迎えられた。 飯田は「すごく楽しいっすよ。ありがとう。やっぱり地元は違うな」と、ファンを沸かせた。さらに、このツアー中に生まれたという三島の甥の話に。「昨日久しぶりにみんな実家に帰ったんですよ。で、三島が甥っ子に会ったって話を楽屋でしてて。俺ら高校生からバンドやってるから、姉ちゃんに子どもができたとかそんなまじめに子どもの話するなんてさ、そこまでバンドやってるって俺らバカじゃない?とか言ってて(笑)。長いよね、13年もバンドやってるからさ」と感慨深げに語った。 久野は「俺もこの歳には子どもをリリースしてると思ってたな…」と観客の笑いを誘い、「地元っていいね。このライブハウスにも青春時代にいろんなライブを見に来たし。ここで自分たちがワンマンやってこんなにたくさん人が来てくれるって嬉しいことだと思ってます」とファンに感謝を伝えた。