ドン底だった渋野日向子が、「大復活」を遂げた結果、「消えた心配」
シブコの現在地
今週開催される海外メジャー「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」(6月20~23日)に日本勢は過去最多の12人が出場している。 【写真】世界が驚愕…!シブコの鍛え上げられた 「圧巻ボディ」奇跡のショット 今大会が例年よりも注目されているのは、試合終了後にパリ五輪に出場する各国の代表選手が決まるからだ。出場枠は男女それぞれ60人。世界ランキング15位以内なら、各国最大4人が出場可能で、15位以下なら2人にしぼられる。 日本勢トップは同6位の笹生優花。次いで同20位の古江彩佳、21位の畑岡奈紗、22位の山下美夢有が続いている。日本代表は2枠が濃厚で、笹生のパリ五輪行きはほぼ確実。つまり、2番手に誰が入るのかが焦点となる。 米ツアーを主戦場にしている古江と畑岡だが、今大会には日本ツアー2年連続年間女王の山下も参戦するとあって、この3人のうち、誰がパリ五輪行きを勝ち取るのかに注目が集まる。 一方で、日本のゴルフファンが気になっているのは、渋野日向子だろう。2週前の「全米女子オープン」を2位で終えて、復活をアピールしたばかり。今季は予選落ちも多く続く中、海外メジャー2位でのフィニッシュで、自身のゴルフやシーズンの流れは大きく変わった。特にCMEポイントランキングは34位まで上昇し、上位80位までに与えられる来季フルシードの心配をしなくてよくなったのは大きい。
満足のいかないゴルフが続いた
今季は米女子ツアー初戦のホンダLPGAタイランドを69位で終えると、そこから4試合連続の予選落ち。続く「シェブロン選手権」で50位タイ、「JMイーグルLA選手権」で73位となんとか予選を通過したが、そこからまた2試合連続での予選落ち。 ゴルフが噛み合わない状況で迎えた「全米女子オープン」での2位のあと、「ショップライトLPGA」は21位タイ、「マイヤーLPGAクラシック」は41位タイで着実に予選通過を果たしている。 ただ、渋野自身はそこまで満足のいくゴルフでなかったと振り返っている。 「もったいないのがすごく多かった。ショットももっとレベルアップできると思いましたし、グリーン周りでかなりのミスをしてしまっているので、そこもしっかりと切り替えてがんばりたい」(「ショップライトLPGA」終了後) 「もっと伸ばしたかったけれど、こういう結果になって残念です。この2日間はパットがすごくもったいなかったなと思うホールも多かったですし、パー5を取り切れなかったので残念です」(「マイヤーLPGAクラシック」終了後)