【バレー】群馬・林田愛佳「少しつらい時もみんなが元気をくれる。自分に火をつけてくれます」、千葉・南緋加里「小学生の時に悔しい思いをしたので、サーブには力を入れてきました」 Ⅴ2女子会見
1月13日にヤマト市民体育館前橋(群馬県)で行われたバレーボールV2女子群馬グリーンウイングス対千葉エンゼルクロスの試合後会見コメントをお届けする。 群馬は齋藤真由美監督が体調不良で欠場。中村祐介コーチが代行で指揮を執った。 群馬 3(21-25、23-25、25-21、27-25、15-12)2 千葉
群馬グリーンウイングス
●松尾奈津子主将(セッター) 今日はミスも多く、ディフェンスの部分で粘り負けしてしまったり、足の動きの悪さが目立ちました。明日は修正できるようにやっていきたいです。 ーー千葉が2セット先行、その後どう対処した? 松尾:出だしで上手くいかないことが多かったですね。第1セットは硬さもあったと思います。今日は試合の中で修正しながら対応していったという感じです。 少し落ち着いてからは自分たちがどういうサーブを打つか、そこからどう攻撃や守備をするかという会話ができていました。 ーー今季は序盤で苦しみました。開幕戦でJAぎふにストレートの敗北。優勝を目指すチームには大きなショックだったのでは? 松尾:もちろんその時は悔しい思いをしました。でも、チームはどんなこともポジティブに捉えていますし、今もどんどん成長しています。常に前向きで、新しいことにトライする雰囲気がすごくありますね。 ●白岩蘭奈選手(アウトサイドヒッター) サマーリーグ以来の千葉さんとの試合でした。 厳しい展開が続いたり、千葉さんの堅いディフェンスに苦しめられました。 それでも劣勢から立て直して、終盤にしっかり勝ち切れたのは開幕から成長した部分なのかなと思います。 ●林田愛佳選手(オポジット/ミドルブロッカー) 苦しい展開が続いた中で、メンバーが代わる代わる入りました。 吉田あゆみ選手のサーブやエヴァ(ハンタヴァ・エヴァンゲリア)さんのブロック、スパイクとか…。一人ひとりが自分のやるべきことを果たしたことが(勝利という)今日の結果になったと思います。 自分たちは全員バレーを掲げていますが、それが体現できたのかなと思います。 ●菊地実結選手(オールラウンダー) 相手の対応に追われて、自分たちがいつもやっていること、やりたいことができていませんでした。 相手のペースに呑まれてしまったと反省していますが、フルセットでも何でも勝つに越したことはありません。しっかり勝てたことは嬉しいです。 とはいえ、姫路さんのように高い相手だったり、ブレスさんのような速い相手とやるときに今日のような展開になってしまうと厳しい部分があります。「相手に対応すれば、向こうも戦い方を変えてくる。そうしたら自分たちもまた変えていく」その繰り返しが柔軟にできるようになれば、今後にもつながっていくと思いました。 ーー白岩選手に。今日のプレー評価は? 数字は悪くなかったと思いますが。 白岩:良い場面で決めるのは当たり前だと思っています。苦しい状況だったり、困ったときのハイセットで決め切れたかというと、そこはまだ自分の課題だと感じています。 ブレイクしたい場面でサーブミスもありました。自分のところで流れが止まってしまう。そういったところがまだまだだなと思いました。 ーー開幕からここまでの自己評価は? 白岩:厳しい状況でコートに入ったり、今日みたいにスタートで入ったり。その試合ごとに自分の役割が変わってきます。どんな時にも安心して起用できる選手になっているかというと、その部分はまだ足りないなと思っています。 後半戦はそこをしっかり見つめていきたいと思います。 ーー林田選手に。コートの中での気迫がすごかったですね。 林田:群馬はすごく元気が良くて、仲良くて、全員で戦っている。加入前からそんな印象を持っていました。実際にその中に入ってみて、自分が想像していた以上にチーム力を感じました。 みんなが考えながら練習をやっていて、その中でも自分のことだけにならずに人を見ることができています。 自分だけのバレーではないというか。だから群馬にはチーム力があるんだなって思いました。 自分は「どんな状況でも笑顔でいること」「元気に声を出し続けること」を一番大切にしています。 もちろん、バレーをやっている中で「少し辛いな」って思う時もありますが、そんな時には全員が私に元気をくれます。 マインドが下がっていても、みんなの姿を見たら自分のハートに火がつく。「自分もやらなきゃ」って思いになる。メンバーには本当にすごく力をもらっています。 みんなの力を借りながら、自分の持っているものを活かしてバレーを楽しんでいきたいと思っています。 ーー第3セット、コートに入ったときはどこにポイントを置いてプレーした? 林田:第1、第2セットは少しコート内が盛り上がっていない時間が長いと感じました。そこを盛り上げてチームの良さを出そうと思いました。プレー面では、自分は身長が高いですし、ブロックで貢献することを考えました。 ーー菊地選手に。2セット先取された時はどう感じた? 菊地:「負けるわけがない」って思いました。「今日はここからフルセットだ」と。 表現が難しいのですけれども、相手に対する傲慢さじゃなくて、(戦う気持ちとして)ここで私たちが負けるわけがない、と。そういう強い意志がありました。 自分が出場したからには絶対勝ちたいですし、私自身がチームを勝たせる選手になっていきたいと思っています。 グリーンウイングスは全員に平等な出場機会があります。言い換えれば出場しない試合も同じぐらいある。だから巡ってきたチャンスをものにするために常に全力でやりたい。 サーブレシーブは全部返す、スパイクを全部打ってやる、打ったら全部決めてやる。今日はそういう気持ちでした。 ーー経験が少ないアウトサイドヒッターで起用されましたが、このポジションでのプレーは? 菊地:以前はレフトからだと、ついやみくもに打ってしまうところがありました。今は相手のコート見て打つことができています。 自分としても成長したというか、ひとつ階段を上った感覚があります。それはマッチョさん(齋藤真由美監督)にも伝えています。