【バレー】群馬・林田愛佳「少しつらい時もみんなが元気をくれる。自分に火をつけてくれます」、千葉・南緋加里「小学生の時に悔しい思いをしたので、サーブには力を入れてきました」 Ⅴ2女子会見
●中村祐介監督代行 前の試合から1か月空いています。久しぶりの公式戦になりましたので、入りは難しくなると思っていました。 スタートからコート内で相手に対応して、リズムを作っていくことができれば良かったのですが、自分たちの攻撃が単調になってしまった。最初の2セットを取られた要因だと思っています。 第3セットはメンバー変更も含め、攻撃のリズムを変えて攻めていこうと思いました。それがうまくいって、接戦にはなりましたが勝ちきることができました。 ーー第3セットの修正ポイントは? 中村:第2セットまでは攻撃のリズムが単調で、レフトにボールが集まるケースがすごく多くなってしまいました。そこで林田を入れて両サイドと真ん中の攻撃を増やそうと。選択肢を多く持った攻めをする目的でメンバーチェンジをしました。 ーー今シーズンは本来リベロである栗栖留生選手をセッターで起用しています。セッターとしての栗栖選手をどのように評価している? 中村:経験が浅いことを上手く使っていると思っています。長くやっていれば失敗も経験するので(慎重になる)。 自由な発想を活かした攻撃だったりトスワークが試合で光っていますね。 そこが彼女のセッターとしての魅力だと思いますし、今、その力が発揮できていると思っています。 ーー途中投入された林田選手がチームにモチベーションをもたらしていました。 中村:攻守で活躍していたと思います。第3セットからの出場でしたが多くの得点も取りました。 彼女がいることでライト側の幅も使えますし、元々ミドルブロッカーですからクイックにも入れます。 チームとしても攻撃のバリエーションが増えて、流れを変えることができました。 ーー群馬の目指す全員バレー。今季コーチとして携わっての感想を。 中村:この選手はこれができればいいとか、そういう限定をしないことがすごく大事だなと思っています。 コーチとして選手の可能性が広がるようにしていきたいですし、複数ポジションにも積極的にチャレンジできるような練習メニューを組んでいくことを意識しています。